ja W3C - Press Releases Press Releases Tue, 22 Jul 2025 12:50:56 +0000 Laminas_Feed_Writer 2 (https://getlaminas.org) https://www.w3.org/ja/press-releases/ W3Cがデジタル・クレデンシャルの表現、交換、検証をより簡単かつセキュアにするVerifiable Credentials 2.0をW3C Standardとして発行 Thu, 15 May 2025 09:28:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2025/verifiable-credentials-2-0/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2025/verifiable-credentials-2-0/

W3Cメンバーの意見を見る

https://www.w3.org/ – 2025 年 5 月 15 日 – クレデンシャルは、私たちの日常生活の一部です。運転免許証は、私たちが自動車を運転する能力があることを表明するために使用され、大学の学位は、私たちの教育レベルを表明するために使用することができ、政府発行のパスポートは、私たちが国間を旅行することを可能にします。検証可能なクレデンシャルの W3C 勧告ファミリーは、暗号的に安全で、プライバシーを尊重し、機械的に検証可能な方法でデジタ ル・クレデンシャルを表現するメカニズムを提供するとともに、特定のアプリケーション(ID クレデンシャル、大学クレデンシャルなど)が独自の用語を使用できるように拡張メカニズムを提供します。

「多くの人々が信頼できるデジタル情報と格闘している今、Verifiable Credentials 2.0がWeb標準の地位を獲得したことは、政府、産業界、市民社会の革新者、政策立案者、技術リーダーに対し、相互運用可能で信頼でき、プライバシーに配慮したオープンなWeb標準によってグローバルなデジタルトラストを構築するよう重要なシグナルを送るものです」と、W3CのCEO兼プレジデントであるセス・ドブスは宣言しています。「健康、金融サービス、旅行、教育などの分野でのデジタル・ウォレットのニーズや、政府のID、組織のID、「賢いモノ」のIDなど、社会にとって重要なイネーブラのニーズに、VC標準ファミリーは、信頼でき、プライバシーを意識したデジタル・インタラクションを可能にするように設定されています。

検証可能なクレデンシャルは、対象に関して発行者が行った一連の主張として定義されます。クレデンシャルの所有者は、それを検証者に提示することができ、検証者はその主張が真に発行者から のものであり、改ざんされていないことを確認できます。クレームは、Verifiable Credentials Data Model v2.0によって定義された標準語彙のプロパティを使用し、JSON-LDで表現されます。JSON-LDは、リンクされたデータをJSONでシリアライズするための軽量構文です。

検証可能なクレデンシャルの真正性と完全性は、暗号技術の使用、特にデジタル署名と関連する数学的証明の使用によるコンテンツの構造的妥当性のチェックによってもたらされます。これにより、発行者、所有者、検証者の 3 者すべてが、提供する、あるいは提供されるデータの解釈において一貫した信頼メカニズムを持つことになります。

さまざまな技術要件や規制要件を持つ多様なユースケースに対応するため、Verifiable Credentials ファミリーの仕様では、クレームのセットに証明を添付するための複数の手法を定義しています。これらの異なる手法は、IETF および W3C の既存の仕様に依存しています。検証可能なクレデンシャルの所有者は、検証者にクレデンシャルのサブセットを提供するとか(プライベート・データの選択的開示を提供)、複数のクレデンシャルを 一つにまとめることもできます。これらのいわゆる「検証可能な提示」は通常短命であり、長期間保存されることは意図されていません。署名と暗号化に使用される標準は、エコシステムで広く採用され展開されている暗号化手法に基づいています。

検証のための一般的な枠組みは、一般に知られ、受け入れられている暗号的アプローチに基づく特定の検証方法を定義しており、新しい暗号的方法(例えばポスト量子)が前面に出てくれば、それを採用することができます。

検証可能なクレデンシャル・ワーキンググループの共同議長であるブレント・ズンデル氏は、「VCWGは、この最新のW3C勧告を作成するために素晴らしい仕事をしてくれました。ここまで仕事が進んでいるのを見るのはエキサイティングなことです。ますます多くの実装が利用されるようになっています。検証可能なクレデンシャルは、人々とシステムがデータを共有する方法に大きなインパクトを与える態勢を整えています。」と語りました。

World Wide Web Consortiumについて

ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)の使命は、ウェブが世界中の誰にとってもオープンで、アクセスしやすく、相互運用可能であり続けるよう、技術標準とガイドラインを作成し、ウェブの可能性を最大限に引き出すことです。W3Cの標準であるHTMLとCSSはウェブサイトを構築するための基盤技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野において、すべての基本的なウェブ技術が市民社会のニーズを満たすように取り組んでいます。W3Cはまた、エンターテインメント、コミュニケーション、デジタル出版、金融サービスなどの分野で、ウェブを活用する現代ビジネスのインフラを支える標準も提供しています。これらの標準は、画期的なW3C特許ポリシーのもと、無償で提供され、オープンに作成されています。

W3Cのビジョンである「One Web」には、350を超える会員組織と数十の業界セクターを代表する数千人の献身的な技術者が結集しています。W3Cは、米国で設立された公益非営利団体であり、理事会が主導し、世界中にグローバルなスタッフを擁しています。詳細はhttps://www.w3.org/をご覧ください。

 

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ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム、最高開発責任者にシルビア・カデナを迎える Mon, 02 Sep 2024 12:31:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2024/world-wide-web-consortium-welcomes-sylvia-cadena-as-chief-development-officer/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2024/world-wide-web-consortium-welcomes-sylvia-cadena-as-chief-development-officer/

Sylvia Cadena, W3C Chief Development Officer

https://www.w3.org/ – 2024年9月2日 – ワールド・ワイド・ウェブの技術開発を主導するワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)は、初代チーフ・ディベロップメント・オフィサーの選考を終了しました。シルビア・カデナは、9月中旬からフルタイムでチームに参加し、オーストラリアのブリスベンからリモートで勤務します。

シルヴィア・カデナは、ウェブとインターネットのコミュニティに深く溶け込んでおり、過去16年間、APNICで技術コミュニティに貢献し、過去8年間はAPNIC財団の設立をプログラムおよびパートナーシップの責任者として支援し、移行期間中はCEO代理を務めました。約30年にわたり、アジア太平洋地域とラテンアメリカでインターネット業界の共同イニシアチブを率いており、資金調達、プログラムの設計と管理、運営、コンプライアンスと報告、移行と変更管理の分野で豊富な経験を有しています。

「私のキャリアは、ウェブが切り開いてくれた機会のおかげで始まりました。自分の文化、言語、多様性がオンライン上で表現されるのを見て、学び、成長する力を与えてくれました。インターネットがどのように成長し、発展してきたかを知ることができたのは幸運でしたし、ウェブが変革するさまざまなビジネス・エコシステムに今も魅了されています。私は、ウェブが提供するすべてのものを人類が体験できるようにすることに全力を尽くし、アクセシビリティ、国際化、プライバシー、セキュリティの原則に忠実なウェブを構築する人々のために私のスキルと経験を役立てるために、情熱的なチームに加わることを楽しみにしています。もしあなたもこの使命に熱意をお持ちなら、ぜひ寄付をご検討ください。」

W3Cは、1994年に4つの学術機関の協力により設立されて以来、極めて重要な進化を遂げ、2023年に公益法人格を取得しました。シルヴィアはこの重要な時期に当財団に加わり、財務の安定と発展のためのビジョンを明確にし、寄付者、助成金、寄付金を確保するための戦略を立案・実行し、当財団の博愛主義的価値提案を効果的に伝え、開発ポートフォリオの成長と成功を加速させることで、当財団が方向性を定め、長寿を確保できるよう支援してくれます。

W3Cの会長兼CEOのセス・ドブスの言葉です。「シルビア・カデナがW3Cの専門家チーム、メンバー組織の国際的ネットワーク、そして貢献者の幅広いコミュニティに加わり、私と共にワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアムの将来を支えてくれることを大変嬉しく思います。」「ウェブコンソーシアムは、ウェブと、現在および将来において社会が直面する課題に対処するプラットフォームとしてのその継続的な可能性に情熱を注ぐ、必要なリーダーを見つけました。W3Cは30年にわたり、何十億もの私たちの生活、仕事、遊びを一変させ、世界が依存する、オープンで共有された重要なインフラであるウェブを実現する技術標準の中心的存在であり、今回の任命は私たちの未来を確かなものにするでしょう。」

W3C (World Wide Web Consortium)について

W3C (World Wide Web Consortium)の使命は、世界中全ての人がウェブをオープンな環境でアクセシブルに利用し、相互運用するための標準技術とガイドラインを策定してウェブを最大限に活用することです。今や多くの人が知るHTMLとCSSは、ウェブサイトが構築される基盤技術として広く認識されています。私たちはウェブアクセシビリティや国際化、セキュリティ、またプライバシーの領域で社会のニーズを満たすべく、W3Cが策定する全てののウェブテクノロジーの議論と開発を日々行なっています。またW3Cは、ウェブが使用されているエンターテインメント、通信、デジタル出版、金融サービスなどの分野でも、ビジネスのためのインフラとして世界標準の技術を提供しています。それらの技術はオープンに製作され、無償で提供され、W3C独自の特許方針の下で全ての人に公開されています。

数百もの会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています。W3Cはアメリカ合衆国に設立された公益法人であり、取締役会が主導し、全世界にスタッフを要する非営利組織です。詳細はこちらをご覧ください。 https://www.w3.org/

プレスリリースはここまで

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多様なIoTエコシステムをつなぐ「Web of Things」の増強 Tue, 05 Dec 2023 13:21:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/enhanced-web-of-things-connects-diverse-iot-ecosystems/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/enhanced-web-of-things-connects-diverse-iot-ecosystems/

W3C会員およびリエゾンパートナーの声をご覧下さい。

https://www.w3.org/ – 2023年12月05日 – ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)は、Web of Things (WoT) Architecture 1.1, Web of Things (WoT) Thing Description 1.1, そして Web of Things (WoT) Discovery が正式にW3C勧告に到達したことを発表しました。これらの新しいW3C勧告は 2020年の最初のリリースとの互換性を壊すことなくWeb of Thingsの範囲を改善・拡大し、重要な新機能を追加しています。さらに、 Web of Things (WoT) Binding TemplatesWeb of Things (WoT) Scripting APIの2つのサポートW3Cノートも更新されました。

WOTIoTの断片化問題に対処

現在、モノのインターネット(IoT)システムは相互運用性の欠如と断片化に直面しています。顧客は、再設計することなく複数のベンダーからデバイスを選択できることを望んでいます。WoTIoTをウェブ技術で拡張し、この問題に対処するものです。特にWoT勧告は、標準化された記述情報であるWoT Thing Descriptionのフォーマットを提供し、IoTデバイスとサービスの容易な統合を可能にしています。これはすでにリリースされ、異なるIoT通信プロトコルやデータ標準を使用するIoTシステムも含まれています。つまりWoTはウェブ技術を使って多様なIoTデバイスへのアクセスを調和させ、サイロの壁を打ち破っているのです。これによりWoTアプリケーションは、単一のポータブルなインタラクション抽象化の上に記述することができます。

大幅な改良と機能性

これらの新しい勧告は前回のリリースの操作性を改善し、新しいユースケースに対応するために改訂されました。また、ThingモデルとDiscoveryを含む重要な新機能も定義されました。

Thingモデルはセンサーデバイスや特定のベンダーの製品ラインのようなモノのクラスを記述する方法を提供し、再利用可能なコンポーネントからパラメータ化されたモデルを構築できるようにすることでモジュール性をサポートします。そしてこれは、適切なパラメータを提供することで、Thing Descriptionを生成するために使用することも可能です。

Discoveryはプライバシーを守るために適切にアクセスを制御しながら、シング記述への容易なアクセスを提供します。これは他の既存の発見メカニズムを代替するものではなく、Thing Descriptionsの配布にそれらをベースにして適用するものです。WoT Discoveryはローカル・エリア・ネットワーク(LAN)内でもインターネット全体でも適用します。また、自己記述型IoTデバイスと外部記述型デバイスの両方に使用できます。検索可能なThing Description Directoryサービスは、セマンティック検索をサポートする様に定義されています。

WoTは広く採用され、支持されている

現在、Thing Descriptionの検証や構築のためのツール、Thingランタイムのサポート、Thing Descriptionの発見をサポートするディレクトリを含む多くのソフトウェアパッケージやオープンソースプロジェクトWoTをサポートしています。シーメンスの「SayWoT!」や「Desigo CC」、竹中工務店の「ビルディング・コミュニケーション・システム」など、注目すべき製品によって、WoTの市場導入は勢いを増しています。鋳造樹脂製変圧器のデジタルツインを作成するVAIMEEMONASAgorà、農業分野では作物や地形、スマートビルディングのリアルタイムデータ分析を提供するKrellian Cloudなど、新興企業の興味深い製品も登場しています。さらにWeb of Thingsは、ECHONETConexxusOPC Foundation(OPC UA Web-of-Things Connectivity)、IPA Digital Architecture Design CenterIndustrial Digital Twin Association(Asset Interfaces Description)など、複数の標準化団体によって採用されていたり、その採用が検討されています。

成長するWoTユーザーコミュニティは複数のWoTコミュニティグループによってサポートされており、WoTとそのアプリケーションに関する情報を共有するために英語と日本語の両方で定期的な会合が開かれています。

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ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)の使命は、ウェブが世界中の誰にとってもオープンで、アクセスしやすく、相互運用可能であり続けるよう、技術標準とガイドラインを作成し、ウェブの可能性を最大限に引き出すことです。W3Cの標準であるHTMLCSSはウェブサイトを構築するための基盤技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野において、すべての基本的なウェブ技術が市民社会のニーズを満たすように取り組んでいます。W3Cはまた、エンターテインメント、コミュニケーション、デジタル出版、金融サービスなどの分野で、ウェブを活用する現代ビジネスのインフラを支える標準も提供しています。これらの標準は、画期的なW3C特許ポリシーのもと、無償で提供され、オープンに作成されています。

W3Cのビジョンである「One Web」には、400を超える会員組織と数十の業界セクターを代表する数千人の献身的な技術者が結集しています。W3Cは、米国で設立された公益非営利団体であり、理事会が主導し、世界中にグローバルなスタッフを擁しています。詳細はhttps://www.w3.org/をご覧ください。

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W3C、次期CEOにセス・ドブス氏を発表 Mon, 02 Oct 2023 13:53:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/w3c-welcomes-seth-dobbs-as-new-ceo/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/w3c-welcomes-seth-dobbs-as-new-ceo/ ぼやけた街を背景に微笑む白人男性の肖像。

Seth Dobbs

https://www.w3.org/ – 2023年10月2日 - ワールド・ワイド・ウェブの技術開発を主導するワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)は次期最高経営責任者のサーチを終了しました。W3C理事会により任命されたSeth Dobbs (セス・ドブス) は、2023年11月13日より米国コロラド州デンバーからリモートで新しい職務に就任します。

セス・ドブスは、ウェブ・プロフェッショナル・サービス会社が設立された2004年に4人目の社員として入社し、現在は最高技術責任者を務めています。彼は20年に渡りグローバルチームや世界中のパートナーとともに働いた幅広く強固な経験、高度にマトリックス化された組織におけるモチベーションの高いチームのリーダーシップとマネジメントの専門知識、さらに顧客との関係構築、成長と発展のための戦略、予算編成、戦略的ビジョンの立案と実行を通じて同社のビジネスを成長させており、これから彼は、それらをW3Cにもたらすでしょう。

セス・ドブスは下記のように述べています。"私は、CEOとしてW3Cに参加できることを光栄に思うと同時にわくわくしています。私は10代の頃からコードを書き始め、それ以来、学生、愛好家、専門家としてテクノロジー業界の一端を担ってきました。この間、ウェブほど私たちの世界に深く永続的な影響を与えた開発はないでしょう。私のキャリアの大部分は、世界中のチームと協力して、ウェブを活用し、人々と家族、政府、医師を結びつけ、商業、エンターテインメント、オペレーションを支援するために、クライアントのために費やしてきました。最終的に、私の民間企業での経験のほとんどは、アクセシビリティ、支払いのAPI、国際化などに関するW3C標準やガイドラインと同様に、ウェブの力を解き放つことでした。私はこのような経験から、企業やその他のステークホルダーが将来的に何を必要とするのかについて、見識を深めてきました。私は、W3Cコミュニティに参加し、次の章へのスチュワードを支援することを楽しみにしています。"

W3CCEOとしてセス・ドブスは、 理事会 に報告し、W3Cの財政の健全性、財務の安定性、収益の確保に責任を負います。また、W3Cの使命である「ウェブの可能性を最大限に引き出す」ことに沿ってW3Cの形成と運営を監督します。W3Cは2023年、新たな 公益法人 として非営利組織を設立することからスタートしました。1994年の設立以来、このエキサイティングで重要な時期においてCEOが担うべき基本的な役割は、W3Cが新たなサービスを生み出し、より広範な財政支援の機会を求め、グローバルなパートナーとともに公益非営利団体として成功するための変革管理と統合の努力をリードすることです。

現在W3Cで暫定的にCEOを勤め、W3C Architecture and Technology LeadでもあるRalph Swickは下記のとおり述べます。"Sethは、卓越したリーダーシップスキルと卓越した経歴を持ち合わせています。W3C原則の支持者であるセスは以前の職務でW3Cの標準を社内や顧客に広めており、それら標準の建設的な影響を彼の経験に基づいて語っています。私は、セスのようなグローバルな文化的視点と、ウェブの役割とW3Cに対する熱意を持った人物を新組織の指揮官に迎えることができ、大変嬉しく思っています。"

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ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)の使命は、ウェブが世界中の誰にとってもオープンで、アクセスしやすく、相互運用可能であり続けるよう、技術標準とガイドラインを作成し、ウェブの可能性を最大限に引き出すことです。W3Cの標準であるHTMLCSSはウェブサイトを構築するための基盤技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野において、すべての基本的なウェブ技術が市民社会のニーズを満たすように取り組んでいます。W3Cはまた、エンターテインメント、コミュニケーション、デジタル出版、金融サービスなどの分野で、ウェブを活用する現代ビジネスのインフラを支える標準も提供しています。これらの標準は、画期的なW3C特許ポリシーのもと、無償で提供され、オープンに作成されています。

W3Cのビジョンである「One Web」には、400を超える会員組織と数十の業界セクターを代表する数千人の献身的な技術者が結集しています。W3Cは、米国で設立された公益非営利団体であり、理事会が主導し、世界中にグローバルなスタッフを擁しています。詳細はhttps://www.w3.org/をご覧ください。

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報道関係のお問い合わせ、または詳細については、2023年10月31日以降に下記までご連絡ください。

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W3C、決済認証の効率化技術を進化させる Thu, 15 Jun 2023 12:42:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/spc-cr/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/spc-cr/

Secure Payment Confirmation(SPC)が勧告候補として公開されました

Read testimonials from W3C Members

 https://www.w3.org/ 2023年6月15日 – World Wide Web Consortiumは本日、ウェブチェックアウト時のユーザー認証の合理化と決済セキュリティの強化を支援する新しいブラウザ機能のマイルストーンとなる標準技術を発表しました。Secure Payment Confirmation(SPC)により、加盟店、銀行、決済サービスプロバイダー、カードネットワークなどは、強固な顧客認証(SCA)の摩擦を軽減し、欧州の決済サービス指令(PSD2)などの規制要件で重要な、ユーザーの同意を証明する暗号化された証拠を作成できるようになります。これはヨーロッパにおけるPayment Services Directive (PSD2)などの支払い等の規制要件を満たす重要な側面も持ちます。

Screenshot of SPC transaction dialog in Chrome

SPCが勧告候補として公開されたということは、その機能セットが安定し、幅広いレビューを受けているということを示します。W3Cは本バージョンのSPCを勧告に進める前に、さらなる実装経験を求めてゆきます。

強力な顧客認証に対する需要の高まりに応える設計

過去15年間、小売業全体の売上高に占める電子商取引の割合は増加してきました。新型コロナウィルスのパンデミックはこの傾向を若干加速させたと言われています。そして対面での決済セキュリティやその他構造の改善により、オンライン決済の不正行為は増加の一途をたどっています。

オンライン決済の不正行為の増加に対抗するため、ヨーロッパやその他の地域では、一部の種類の決済に多要素認証を義務付けるようになりました。その多要素認証は不正行為を減少させますが、チェックアウトの摩擦が増加する傾向もあり、カートの放棄につながる可能性があります(例:PSD2におけるSCAに関するマイクロソフト加盟店の経験

2019年、Web Payments Working Groupは、チェックアウトの摩擦を抑えながらStrong Customer Authentication (強力な顧客認証要件)の要件を満たすためにSPCの取り組みを開始しました。StripeはSPCの初期実装のパイロットプログラムで実験を実施し、2020年3月にワンタイムパスコード(OTP)と比較してSPC認証によりコンバージョンが8%増加し、同時にチェックアウトが3倍速くなったことを報告しました。

W3Cは、そのパイロットプログラムを通じてSPCに関するフィードバックを受け続けています。Web Payments Working Groupは、2023年9月までに、より多くの実験データが利用可能になると予想しています。

業界連携によるSPCのメリット

Web Payment Security Interest Group では、W3C、FIDO Alliance、EMVCo が相互運用可能な技術仕様の開発を通じて、オンライン決済のセキュリティ向上を追求しています。SPCはWeb Authenticationの上に構築され、EMV® 3-D Secure(バージョン2.3)とEMV® Secure Remote Commerce(バージョン1.3)の両方でサポートされています。詳細は、Web Payment Security Interest Groupの発行するHow EMVCo, FIDO, and W3C Technologies Relateをご覧ください。

SPCはカード決済のためだけのものではありません。Web Payments Working Groupでは、オープンバンキングやPIX(ブラジル)など、他の決済エコシステムや独自の決済フローにSPCをどのように組み込むかについて定期的に議論しています。

Web Payments Working Groupの共同議長であるNick Telford-Reed氏は、本勧告に際して下記の通り述べています。「セキュリティを向上させながら人々がオンラインで簡単に支払いができるようにすることが、2015年にWeb Payment Working Groupを発足して以来の私たちのビジョンでした。安全な支払い確認とは支払い方法、プラットフォーム、デバイス、ブラウザ等を網羅して買い物客を認証する共通の方法がを初めて存在することを意味します。これはW3C Payment RequestとFIDOアライアンス、そしてEMVCoの取り組みの成功の上に成り立っているのです。」

SPCで当日に出荷を

SPCではWeb認証の上に「ユーザー同意レイヤー」が追加されます。取引時にSPCはブラウザによって管理される「取引ダイアログ」を通じてユーザーに支払条件への同意を促します。本報道発表冒頭の図は、その取引ダイアログがChrome上で実装されているものを示しています。取引内容はユーザーのFIDO認証機能によって署名され、銀行やその他の当事者は認証結果を暗号的に検証できるため、ユーザーは支払い条件 (PSD2で「ダイナミックリンク」と呼ばれる要件)に同意したことを確認できます。EMV® 3-D Secureやその他のプロトコルを使用して、この検証のために認証結果を銀行やその他関係者に送信できます。

SPCは現在、MacOS、Windows、AndroidのChromeとEdgeで利用可能です。Web Payments Working Groupは勧告候補期間中に、他のブラウザや環境での実装を模索します。

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EMV® is a registered trademark in the U.S. and other countries and an unregistered trademark elsewhere. The EMV trademark is owned by EMVCo, LLC.

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EPUB 3.3がW3C勧告に Thu, 25 May 2023 12:38:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/epub33-rec/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/epub33-rec/

https://www.w3.org/ ー 2023年5月25日 – W3Cは、2017年にIDPF(International Digital Publishing Forum)と合併したことにより誕生した、デジタル出版における活動の一環としてEPUB (Electronic PUBlication)の最新バージョンである、EPUB 3.3を国際ウェブ標準であるW3C勧告として公開しました。

Composite showing the epub logo and a diagram of the various containers that constitute an epub file: content document such as xhtml and svg and other resources such as CSS, png, mp3, mov which constitute the publication resources, nested within what constitute the EPUB publication that is made of a package document and navigation document, and all of this is wrapped within the EPUB container

EPUBはデジタル出版物や文書の配布と交換のためのフォーマットを定義しています。EPUBフォーマットは、HTML、CSS、SVG、その他のリソースを含む、構造化され、意味付けされたWebコンテンツを表現、パッケージ化、エンコードする手段を提供し、単一ファイルのコンテナで配布します。

EPUB 3.3は、前バージョンであるEPUB 3.2が同仕様としても有効であるという下位互換性を持ちます。つまりEPUB 3.2からEPUB 3.3へ移行しても、現在の出版ワークフローに変更は必要ないということです。

W3Cの標準化プロセスでは、国際化、セキュリティ、プライバシー、アクセシビリティ、他のWeb標準への準拠など、実装に与える影響の確認を含め、会員の専門家による仕様の徹底的な見直しが行われます。これらのレビューにより、本EPUB 3.3でも双方向テキストに対応する機能の追加や、スクリプトのセキュリティ関連の詳細をより正確に規定するなど、小さいながらも重要な技術的変更が数多く行われました。また本仕様には、起こりうるプライバシーやセキュリティの問題について、実装者向けの詳細なガイドラインも含んでいます。

EPUB 3ワーキンググループはまた、仕様のすべての規範的な機能を体系的にテストする包括的なテストスイートも作成しました。これはEPUBCheckの開発者との強い協力のもとで行われたものです。その結果、Epubcheckの最新バージョン(リリースされたばかりのバージョン5.0.1)はEPUB 3.3と完全に互換性を持ち、出版業者は即座にそれを使用することができるようになっています。

EPUB 3.3のドキュメントも、編集上の変更や再編成により大きく改善されました。出版社やクリエイター、あるいは著者が本当に関心のあるコンテンツ仕様と、実装者のみが主に関心を持つリーディングシステムの仕様は分離されています。また編集上の変更を行なったこで、文書がより読みやすくなりました。加えて、ほとんど採用されなかった機能(マルチプルレンディションなど)は標準テキストから削除され、別途公開されました。

EPUB出版物におけるアクセシビリティはEPUB 3ワーキンググループでの不可欠な要素として捉えられていました。その結果、EPUBアクセシビリティ仕様が更新され、EPUBの歴史上初めて、EPUB標準の一部として統合されました。それだけではありません。EPUBアクセシビリティ仕様は、今後のデジタル出版に大きな影響を与えるであろう欧州アクセシビリティ法とも互換性を持っています。

W3Cは本マイルストーンを超えてEPUB仕様を維持してゆくことを約束します。今後発足が予定されているメンテナンスに特化したワーキンググループでは、EPUB 3.0.1をベースとする現在のISOバージョンを更新するためにEPUB 3.3をISOに提出する可能性や、今回は見合わせた機能(例えばウェブトゥーンの標準フォーマットとしてEPUBを使用する業界慣習の標準化)などの課題を既に検討しています。現時点では大きな技術的な変更は想定していません。

最後に、今回のEPUBにおける成果は、EPUBの初期設計者の1人であり、これらの新しい仕様を作成したW3Cにおけるデジタル出版のワーキンググループ発起人であるGarth Conboy氏に捧げられることを皆様にご共有します。彼は非常に惜しまれる存在であり、今後もそうあり続けるでしょう。

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W3Cの使命は、世界中全ての人がウェブをオープンな環境でアクセシブルに利用し、相互運用するための標準技術とガイドラインを策定してウェブを最大限に活用することです。今や多くの人が知るHTMLとCSSはウェブサイトが構築される基盤技術として広く認識されています。私たちはウェブアクセシビリティや国際化、セキュリティ、またプライバシーの領域で社会のニーズを満たすべく、W3Cが策定する全てののウェブテクノロジーの議論と開発を日々行なっています。またW3Cは、ウェブが使用されているエンターテインメント、通信、デジタル出版、金融サービスなどの分野でも、ビジネスのためのインフラとして世界標準の技術を提供しています。それらの技術はオープンに製作され、無償で提供され、W3C独自の特許方針の下で全ての人に公開されています。

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World Wide Web Consortiumが次期CEOを募集 Fri, 21 Apr 2023 12:22:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/w3c-ceo-search/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/w3c-ceo-search/

https://www.w3.org/ 2023年4月21日 ― ワールドワイドウェブコンソーシアム (W3C)は、国際エグゼクティブサーチ会社Perrett Laver社と協力して、私たちのCEOにふさわしい候補者を世界中から求めています。

独自の組織

W3Cは2023年に新しい公益法人の非営利組織を設立しました。私たちは今、このエキサイティングに進化し続ける真にこの時に次のリーダーを求めています。

新しいW3Cは、W3Cの会員、W3Cのスタッフ、そして国際的なコミュニティからなる単一のグローバル組織としてオープンなWeb標準を開発し、本コンソーシアムのコアプロセスとWebを導いてゆく使命を継続してゆきます。私たちは会員主導のアプローチで世界中で活動し、その協働体制で前進し続けます。

新たなリーダーを求めて

W3Cはその存在自体がユニークな組織です。新しく設立されたW3C理事会に報告するW3C CEOは、W3Cの使命に沿ってW3Cを成功させる責任を負います。そのCEOは、W3Cの強靭な資産(W3C活動に取り組む会員、献身的な理事会、専門スタッフ、素晴らしい評判)を確実に認識し、最大限に活用しながら組織を変革させ、W3Cに輝く将来と更なる影響力をもたらす経験豊富で協力的なリーダーが望まれます。

新たなW3C CEOは戦略的で、協力的で、やる気を喚起させるリーダーでなければなりません。またグローバルな思考を持ち、多様なステークホルダーと効果的に関わらなければなりません。そして誠実で前向きな考えを持ち、W3Cスタッフをサポートする人物であることも期待されます。なによりも大切なのは、W3Cの作業と使命、価値観に親和性と理解を持つことです。

W3Cは世界中全ての国からCEOの資格を保有する候補者を募集しています。Perrett Laver社のサイトを参照下さい。応募の締め切りは2023年5月12日 (金) です。

World Wide Web Consortiumについて

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)の使命は、世界中の人々にとってWebがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを保証するための技術標準とガイドラインを作成することによって、Webを最大限に活用することです。W3C技術として広く知られているHTMLとCSSは、ウェブサイトを構築するための基盤となる技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野で全ての基本的なウェブ技術が社会のニーズを満たすよう取り組んでいます。W3Cはエンターテイメント、通信、電子書籍、金融サービスなどの分野でウェブを活用するビジネスのインフラストラクチャを支える技術標準も提供しています。それらの技術はオープンに開発され、W3Cの特許ポリシーに基づいて無償で世界に提供されています。

「One Web」に対するW3Cのビジョンには、400を超える会員組織と数10の業界部門を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cはアメリカ合衆国に設立された公益性の高い非営利団体であり、理事会が主導し、世界中にグローバルなスタッフを擁しています。詳細はhttps://www.w3.org/を参照下さい。

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Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.453.8943 (US, Eastern Time)

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W3Cが公益非営利団体として再始動 Tue, 31 Jan 2023 13:18:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/w3c-le-launched/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2023/w3c-le-launched/

Read testimonials from W3C Members

https://www.w3.org/ 2023 年1月31日 — ワールド・ワイド・ウェブコンソーシアムは公益非営利組織として2023 年に再始動しました。この新組織は会員主導のアプローチと既存のグローバルの組織と協力体制を保ちながら、ヨーロッパとアジアにとどまらず世界中から新たなパートナーを迎えることも視野に入れています。本組織はW3C会員、W3Cチームスタッフ、および国際社会の貢献に基づき、グローバル組織としてオープンな Webの標準技術を開発することでWeb を管理するというコンソーシアムのコアプロセスと使命を守り続けます。

W3Cは28年の専門知識に基づいて構築されています

W3Cは約30年前にWebの発明者であるティム・バーナーズ=リー卿が設立して以来、Webが発展するための基本的な技術標準を開発してきました。

W3CはWebを構築するためのHTMLやCSSなど、世界が認める標準技術を提供してきた実績を持ちます。会員とW3Cは共に社会的そして経済的にその重要な価値を進展させてきました。500近くのオープンスタンダードが20億を超えるWebサイトの作成を支えています。W3Cはソーシャルメディア、電子商取引、Web上のビデオ、ビデオ会議など、私たちの生活を一変させた革新的な事象を実現することにおいても重要な役割を果たしています。W3Cの取り組みは、障害を持つ人々のWebのアクセスを可能にし、世界中の言語と文化のWebサイトをサポートし、強力な認証によってWebセキュリティも向上させています。これらの成功は、W3C標準が誰でも使用でき、使用料無料のW3C特許ポリシーにより費用が発生しないがために実現できているものです。

ティム・バーナーズ=リー卿のコンソーシアム、W3C

「1994 年、ワールド・ワイド・ウェブコンソーシアムを設立するという決定はWebへの投資を増やしたい多くの企業の要請に基づいて実現しました。私はWeb標準の急速な進歩に対応し、Webサイトやブラウザ、デバイスを構築してWebが提供するすべてを体験できる一貫したアーキテクチャを構築するためのW3Cチームの重要な仕事を統括するようになりました。私はW3Cが世界にもたらした深い影響と会員や一般の方々と共に達成した多くの業績を誇りに思います。そして今、28年の経験を礎に独自の公益的な非営利組織を立ち上げたW3Cが可能にする継続的なその活動の強化に期待します。」

Sir Tim Berners-Lee

バーナーズ=リー卿は、Webの可能性を最大限に実現するための技術を生み出すために世界中の組織が集まる中立的なフォーラムとして長期に渡りコンソーシアムを推進してきました。W3C運営が順調に軌道に乗った中、バーナーズ=リー卿はWorld Wide Web Foundation、Open Data Institute London、そして彼の最新のWebレイヤーであるSolid Protocolなどの他の組織を設立し、Inruptという会社で新たな理念の実現に専念するようになってゆきました。そしてバーナーズ=リー卿はW3Cのほとんどの決定に直接関与することから徐々に引いてゆきました。現在は同氏のビジョンが継続されるよう、W3C理事会の常任理事として自らが設立した組織の進化を積極的に提唱し支援しています。

手段の拡大とガバナンスの強化で変革の必要性を後押しする

W3Cは長年にわたり進化するウェブの技術や用途に対応するために漸進的に変化してきました。新たに推進した本組織は、透明性と説明責任を高め、急速に進む変化への対応力を強化することが期待されています。

新体制はW3Cの継続とさらなる発展を可能にするものです。また、ガバナンスを前面に打ち出しています。W3C会員が過半数を占める取締役会が運営と戦略的方向を指導し、より明確な報告、より高い透明性を持つ国際パートナー (従来のホスト) を含む継続的なグローバル協力を目指します。

米国すべての501(c)(3)非営利団体に要求されるように、W3Cの細則や多くの文書、例えば税務文書、また営業活動、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、損益計算書を開示する特定の財務諸表は公開されることになります。またW3Cの財務諸表は独立した外部監査人が毎年監査します。

世界最高水準の規格開発プロセスの継続

W3Cは今後も実績のある規格開発プロセスを運用します。W3Cプロセスは公正性を促進し進歩を可能にします。W3Cの標準化作業はW3Cプロセス文書とロイヤリティフリーのW3C特許ポリシーの元、より広いコミュニティからの意見を取り入れながらこれまで通りオープンに行われ、意思決定は引き続きコンセンサスで為されます。技術的な方向性と勧告はW3C会員によるレビューを引き続き必要とします。Advisory Board (AB) は引き続きコミュニティ主導のプロセスドキュメントの強化に携わり、Technical Architecture Group (TAG) は技術的な課題に関する最高の権威を保持し続けます。

将来に向けたビジョン

私たちの未来へのビジョンは、真に善の力となるウェブです。真に国際的で、より包括的で、ユーザをより尊重するワールド・ワイド・ウェブ。虚偽よりも真実を、利益よりも人々を、憎しみよりも人間性を支援するウェブ。W3Cはみんなのために、みんなのために働くウェブを創り上げてゆきます。

ワールド・ワイド・ウェブコンソーシアム (W3C) について

W3Cの使命は、世界中全ての人がウェブをオープンな環境でアクセシブルに利用し、相互運用するための標準技術とガイドラインを策定してウェブを最大限に活用することです。今や多くの人が知るHTMLとCSSはウェブサイトが構築される基盤技術として広く認識されています。私たちはウェブアクセシビリティや国際化、セキュリティ、またプライバシーの領域で社会のニーズを満たすべく、W3Cが策定する全てののウェブテクノロジーの議論と開発を日々行なっています。またW3Cは、ウェブが使用されているエンターテインメント、通信、デジタル出版、金融サービスなどの分野でも、ビジネスのためのインフラとして世界標準の技術を提供しています。それらの技術はオープンに製作され、無償で提供され、W3C独自の特許方針の下で全ての人に公開されています。

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています。W3Cはアメリカ合衆国に設立された公益法人であり、取締役会が主導し、全世界にスタッフを要する非営利組織です。詳細はこちらをご覧ください。https://www.w3.org/.

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Decentralized Identifiers (DIDs) v1.0がW3C勧告に到達 Tue, 19 Jul 2022 14:03:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2022/did-rec/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2022/did-rec/

プライバシーを尊重するIDと同意に基づくデータ共有のツールでオンライン上の情報を制御します

Read testimonials from W3C Members and the industry

 

https://www.w3.org/ 2022年7月19日 World Wide Web Consortium (W3C)は、分散型識別子 (DID) v1.0が公式のウェブ技術標準となったことを発表しました。この新しいタイプの検証可能な識別子は中央集権的なレジストリを必要としないため、個人と組織の両方がオンライン情報と関係性をより詳細に制御できるようになると同時に、さらに高いセキュリティとプライバシーも提供します。

本発表の内容には携帯電話番号の進化という歴史的な類似点があります。元来、携帯電話番号は携帯電話会社 (キャリア) が所有し、個人に「レンタル」されていました。これによりキャリアを変更した場合、個人は番号を変更する必要がありました。現在、携帯電話番号ポータビリティ制度の導入により、キャリアを変更する際にも「番号を持っていく」ことが可能になっています。ほとんどの電子メールアドレスやソーシャルネットワークのアドレスも同様です。これらの多くが個人「所有」ではありません。個人がプロバイダを変更する場合は、それらを変更する必要があります。

W3C DIDは、それらを作成する個人または組織が制御することができます。サービスプロバイダー間で移植可能であり、それらをコントロールする個人または組織 (コントローラ)が使用し続けたい限り存続させることができるのです。

さらにDIDは、コントローラが暗号を使用してDIDの所有権を確認できるという独自の特性を有します。これにより、個人、組織、オンラインコミュニティ、政府IoTデバイスなど、DIDを使用する全てのコントローラがオンラインでより信頼性の高いオンライン取引を行うことができるようになります。特に個人にとっては、DIDにより個人データと同意を管理ができるようになります。偽造が防止され、プライバシーが尊重され、ユーザビリティが向上する、より敬意のある双方向の信頼圏系の構築が可能となります。

基本的に分散型識別子は、あらゆる対象(人、組織、機器、製品、場所、抽象的な実態や概念など)を識別するために使用できる、グローバルで使用できる新しいタイプの明確な識別子です。各DIDは、DIDを制御するための暗号化資料及びその他のメタデータを含むDIDドキュメントでresolveされます。DID仕様の基本的な柱は、1) DIDは中央発行期間を必要としない (分散型)、2) DIDは基盤となる組織の継続的な運営を必要としない (永続的)、3) DIDの制御とそれに関連する情報は暗号的に証明できる (検証可能)、4) DIDメタデータを発見できる (解決可能) の4点です。

すでに市場に浸透するDIDs

W3C DIDは、W3C Verifiable Credential (VC) と組み合わせてIDやデータの信頼性が懸念されている多くのマーケットですでに使用されています。

  • 政府 – 米国、カナダ、EUは企業や住民のプライバシーを保護するデジタルID文書を提供するためにDIDを使用することを検討しています。そこではデータを共有する方法とタイミングを選択することができます。
  • 小売業者 – 米国のコンビニエンスストア、食料品店、レストラン、バー、消費財メーカなどの企業は、プライバシー保護とチェックアウトの迅速化、年齢制限のある製品を購入する際の不正な身分証明書の使用に対抗するために、新しいデジタル年齢確認プログラムにDIDを使用しています。
  • サプライチェーンの利害関係者 — 世界の政府規制当局、貿易基準期間、ベンダー、荷送人、小売業者などのサプライチェーン関係者は、DIDを使用して製品やサービスの原産地と目的地をより正確に検証する次世代システムを模索しています。これにより効率的に、正しい関税の適用、ダンピング防止、積み替え監視などを実現しています。
  • 労働力 – 大学、職業訓練プログラム、教育標準化団体は、高等教育や求人のポジションに応募する際に、卒業生自身が管理・提供するデジタル学習資格情報を発行するためにDIDを採用しています。

W3Cで作業は継続

450を超える会員組織で構成されるW3Cは、より分散化されたプライバシーを尊重し、同意に基づくデータ共有エコシステムを確保するためにDIDとVCの開発に注力してきました。これらの技術は市場からのフィードバックに基づく機能拡張に焦点を当て、先に公式に再チャーターされたW3C Verifiable Credentials 2.0 ワーキンググループで継続して議論されます。今後のプライバシーを尊重する技術のインキュベーションは、一般の方も参加可能のW3C Credentials Community Groupを通じて行われる予定です。

World Wide Web Consortium (W3C)について

ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)の使命は、世界中の人々にとってウェブがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを保証するための技術標準とガイドラインを作成することによって、ウェブを最大限に活用することです。W3C技術として広く知られているHTMLとCSSは、ウェブサイトを構築するための基盤となる技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野で全ての基本的なウェブ技術が社会のニーズを満たすよう取り組んでいます。W3Cはエンターテイメント、通信、電子書籍、金融サービスなどの分野でウェブを活用するビジネスのインフラストラクチャを支える技術標準も提供しています。それらの技術はオープンに開発され、W3Cの特許ポリシーに基づいて無償で世界に提供されています。

「One Web」に対するW3Cのビジョンには、400を超える会員組織と数10の業界部門を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cは、米国のMITコンピュータ科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報数学研究会(ERCIM)、日本の慶應義塾大学、中国の北京航空航天大学が共同で運営しています。W3Cの詳細はこちらを参照下さい。

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ウェブの表情を変える - W3C Web Fonts Working GroupとMPEGがテクノロジー&エンジニアリング・エミー賞を受賞 Mon, 25 Apr 2022 14:38:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2022/woff-emmyaward/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2022/woff-emmyaward/

https://www.w3.org/ — 2022年4月25日 World Wide Web Consortium(W3C)のWeb Fonts Working GroupとMPEGは、ウェブおよびTV機器向けのカスタムダウンロードが可能なフォントとタイポグラフィのために開発されたフォントの標準技術に対し、2021年テクノロジー&エンジニアリング・エミー賞を共同で受賞しました。

ウェブの新しい一面

ウェブフォントは私たちがウェブ上でテキストを見る、あるいは読む際の方法、つまりコミュニケーションの方法を向上させるものです。それは文字通りウェブのタイポグラフィそのものを変えました。

 

global WebFont usage zero in 2011, rising to 50% by 2015 and 80% in 2020; red line = mobile, blue line = desktop

 

World Wide Webの発明は世界を変えるほどのそのインパクトから、ヨーロッパで発明された活版印刷と比較されることがしばしばあります。グーテンベルクが生み出した可動する書体は当時の情報共有の方法に革命をもたらしました。同様にウェブフォントは、現在のウェブ上の情報の見方や接し方に変革を与えたのです。

Web Open Font Format(WOFF)の共同開発者であり、W3C Web Fonts Working GroupのW3CスタッフコンタクトであるChris Lilleyは次のように述べます。
「映画のポスターにあるゴシック体のテキストの尖った重い形や未来的なSF番組のタイトルのなめらかなラインからは、映画のジャンルがすぐに特定できますね。ウェブフォントはこのような美的体験や視覚的なコミュニケーションの方法をより簡単に、より広くウェブ上に実現します。また美的体験に加え、フォントは書き言葉にアイデンティティをももたらします。」

25年間の集大成

ウェブフォントの技術が評価された今回のエミー賞受賞は、W3Cにおける四半世紀の活動の集大成と言えます。W3Cが設立されてわずか2年後の1996年、W3CのLilleyは『Rationale for Fonts on the Web』執筆の中で次のように指摘しました。「ウェブ上のフォントの解決策は、現在および将来の技術(相互に同意する送信者と受信者間のコンテンツ交渉に基づく)をサポートし、一般的に利用可能な仕様で実装可能なフレームワークでなければならない。」その1年後、W3C Fonts Working GroupはWeb Fontsの最初の公開草案を発表し、今ではおなじみの@font-face CSSの仕組みを導入しました。

ダウンロードしたフォントを簡単にライセンスし、ノートパソコン、モバイル、テレビのどのブラウザでも確実に使えるようにするには何十年もかかります。

ダウンロード可能なフォントは、これまでウェブ上では一般的ではありませんでした。W3Cは長期に渡って各種課題を取り除き、ウェブ開発者、ブラウザ、フォントベンダーなどのコミュニティをまとめ、進むべき道を探りました。2009年に設立されたWeb Fonts Working Groupは、相互運用可能なフォントフォーマットとフォントライセンスの欠如に対処するため、2012年に業界がサポートするDRMフリーのWeb用オープンフォント形式「WOFF」(Web Open Font Format)を策定しました。バージョン2(2018年より標準化)はすべての主要Webブラウザで展開され、現在ではウェブサイトの大半(80%)で使用されています。

W3C Web Fonts Working Group の議長である Vladimir Levantovsky 氏からは下記のコメントをいただいています。
「ウェブフォントは消費者の体験を向上させ、ウェブ技術を扱うプロフェッショナルな方々に美的・創造的な選択肢を提供します。多くの場合、私たちはフォントをあって当然のものと考えていますが、フォントはそれ自体が視覚的な言語として機能するものなのです。フォントはメディアでありメッセージでもあります。」

ウェブ上のウェブフォントを誰もが使えるようにするために

ウェブフォントは、オペレーティングシステムにインストールすることなくウェブ上でオンデマンドにフォントを使用することを可能にします。W3C Web Fonts Working Groupが開発したこの技術は圧縮効率を大幅に向上させ、ネットワーク帯域幅を低減させます。WOFF2で採用された圧縮機能であるBrotliは非常に効率的であるためにHTTPでも採用され、HTML、CSS、Javascriptのファイルでウェブのメリットを向上させています。

ウェブが運用された当初はウェブの基本的なフォント群のみが使用されており、多くのサイトは似たような体裁になっていました。現代の私たちには、過去のホームページのフォントは少々無味乾燥に感じられます。いま私たちは、WOFFを通してオープンで使いやすい様々なフォントを手に入れました。デザイナーやクリエイターは容易に自己表現をし、含有される意味をフォントも通して読者に共有しています。ウェブはさらなる豊かさと創造性を備えたのです。

W3C CEOのJeffrey Jaffeは以下を述べています。
「Web Fonts Working GroupとMPEGによるウェブフォントの標準技術が評価され、W3Cが過去7年の間に3度目のテクノロジー&エンジニアリング・エミー賞を受賞したことは大変光栄なことです。W3Cが解決策を見出す場を提供し、グループが共にウェブユーザーのための技術と芸術性の表現を向上させることができたことを誇りに思います。Web Fonts Working Groupの長年の努力の集大成として、このような名誉を得たことを祝福します。」

W3Cは2016年に障害者特に聴覚障害者のニーズに確実に対応するTimed Text Markup Language(TTML)標準でテクノロジー&エンジニアリング・エミー賞を受賞しました。2018年にはHTML5で動画をWebに取り込み、Web上のFull TV Experienceを可能にする世界的なメディアの規格で同賞を受賞しています。

ライブで体験を!

本報道発表には4つの代替スタイルがあり、それぞれセクションのタイトルが異なるフォントで表示されています。お使いのブラウザが代替スタイルをサポートしている場合は、表示 → ページスタイル メニューから選択できます。そうでない場合は、下のボタンで切り替えてください (フォントはGoogle Fontsの膨大なコレクションから使用しています)。

 

少数言語用ウェブフォント

一般的なコンピュータには、すべての文字に対応するフォントが搭載されていない場合もあります。一例をご紹介しましょう。ここに世界人権宣言の第1条をTai Khünで、Tai Thamスクリプトで書き、最初はウェブフォントなしで、次にウェブフォントありで表示しました。多くのブラウザは、ウェブフォントなしではこれらを表示しません。

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次に同じ文章をサンスクリット語Granthaと呼ばれるスクリプトを使って書いてみます。ここでも最初はウェブフォントなし、次にウェブフォントあり、で表示しています。

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World Wide Web Consortiumについて

ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)の使命は、世界中の人々にとってウェブがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを保証するための技術標準とガイドラインを作成することによって、ウェブを最大限に活用することです。W3C技術として広く知られているHTMLとCSSは、ウェブサイトを構築するための基盤となる技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野で全ての基本的なウェブ技術が社会のニーズを満たすよう取り組んでいます。W3Cはエンターテイメント、通信、電子書籍、金融サービスなどの分野でウェブを活用するビジネスのインフラストラクチャを支える技術標準も提供しています。それらの技術はオープンに開発され、W3Cの特許ポリシーに基づいて無償で世界に提供されています。

「One Web」に対するW3Cのビジョンには、400を超える会員組織と数10の業界部門を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cは、米国のMITコンピュータ科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報数学研究会(ERCIM)、日本の慶應義塾大学、中国の北京航空航天大学が共同で運営しています。W3Cの詳細はこちらを参照下さい。

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Web Audio APIがW3C勧告標準に Thu, 17 Jun 2021 10:35:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2021/webaudio/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2021/webaudio/

ブラウザ上で直に音楽や音声の作成と操作を可能するAPI

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https://www.w3.org/ — 2021年6月17日 — World Wide Web Consortium (W3C) は本日、Web Audio APIが公式な標準規格となったことを発表しました。これにより、音楽やオーディオの作成および操作がウェブ上で可能になります。

 

web audio logo

 

Web Audio APIはウェブブラウザで直接サウンドを作成、形成、操作するためのJavaScript APIです。すでに本技術を使用したウェブ上の音楽や効果音の作成、オンライン楽器の作成、ウェブゲーム、また、サウンドインスタレーションなどコラボレートした作品などにも広く利用されています。

即応性に富んだ高品質の音声を提供

Web Audio APIは、録音されたオーディオの再生をするだけではなく、音を作り出すことに焦点を当てており、ウェブやアプリの開発者がモジュール式のビルディングブロックを組み合わせて幅広いアプリケーションを作成することを可能にします。例えばユーザーインターフェースの聴覚的フィードバック、楽器、エンターテイメントやゲームのサウンドドラックやエフェクト、教育、AR/VRのための空間オーディオ、オンラインオーディオ編集アプリ、車載音楽管理のためのクロスフェードや圧縮、オーディオ分析や視覚化などが挙げられます。

どこにでも利用可能

このAPIの標準化は、本技術がデスクトップやモバイルを問わずにウェブブラウザや他デバイス、プラットフォームにロイヤリティフリーで展開されることを意味します。Web Audio APIは既に広くビルトインされた機能であり、これで制作された音声は信頼性に富んでいます。プラグインのインストールや別アプリケーションをダウンロードする必要がありません。

Web Audioは下記のアプリケーションで既に実装されています:
SoundCloud, Mozilla Hubs, Firefox Mixed Reality, Ableton, Google Meet and Stadia, SoundTrap, Amped Studio, BandLab, BeatPort, Soundation, Leimma & Apotome, Spotify.

Web Audio APIをW3C勧告にまで発展させたのは、ウェブ開発者、オーディオ専門家、オーディオアーティストなど、業界や学界を超えた大きな努力の賜物です。また、本仕様に取り組み、素晴らしい作品を開発したユーザーコミュニティのサポートなくしてこの成功は実現できませんでした。6年前より毎年開催されているWeb Audio Conferenceの設立により本APIの普及が進み、WAAPIを学術的、創造的、科学的に利用するためのプラットフォームも提供されました。加えて本APIの策定と実装に時間を費やしたブラウザベンダーの熱意も、このプロセスに多大に貢献しました。今後のAPIの拡張に向けても本取り組みが継続されることを期待します。

Audio Working Groupの共同議長であるMatthew Paradis氏は下記のようにコメントを寄せました。

ワールドワイドなマルチユーザー体験

Web Audio APIは、数多くのネイティブオーディオアプリと一線を画します。このAPIはコラボレーションやインタラクティブなアート作品をオンラインで作成するのに適しています。人々はもう、受け身の聴衆者ではありません。コンピュータや携帯電話のブラウザだけを利用して、アーティストと積極的にやりとりをすることが可能になりました。

次のWeb Audio APIは既に始動開始

W3C Web Audio WGは、6年前より毎年開催されているWeb Audio ConferenceWeb Audio weekly newsletterでグローバルなWeb Audioコミュニティ開発者の経験や経緯を共有しています。

WGとそのコミュニティは、Web Audio API v2の開発に既に着手しています。これは第一版のAPIに加え、より複雑で要望の多かった機能を追加するものです。

Web Audio APIは、アプリケーション開発のためのオープンなウェブプラットフォームを定義する多くのW3C標準規格に含まれています。あらゆるデバイスや環境で利用可能、そしてリッチなインタラクティブ体験を構築できる、これまでにない可能性も網羅しています。

World Wide Web Consortiumについて

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)の使命は、世界中の人々にとってWebがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを保証するための技術標準とガイドラインを作成することによって、Webを最大限に活用することです。W3C技術として広く知られているHTMLとCSSは、ウェブサイトを構築するための基盤となる技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野で全ての基本的なウェブ技術が社会のニーズを満たすよう取り組んでいます。W3Cはエンターテイメント、通信、電子書籍、金融サービスなどの分野でウェブを活用するビジネスのインフラストラクチャを支える技術標準も提供しています。それらの技術はオープンに開発され、W3Cの特許ポリシーに基づいて無償で世界に提供されています。

「One Web」に対するW3Cのビジョンには、400を超える会員組織と数10の業界部門を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cは、米国のMITコンピュータ科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報数学研究会(ERCIM)、日本の慶應義塾大学、中国の北京航空航天大学が共同で運営しています。W3Cの詳細はこちらを参照下さい。

End Press Release

Media contact

Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

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WebRTC ~通信環境を一変したウェブ技術がW3CとIETF双方で標準規格に~ Tue, 26 Jan 2021 00:00:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2021/webrtc-rec/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2021/webrtc-rec/

WebRTCはリッチでインタラクティブなライブの音声や映像通信を可能にし、グローバルな相互接続を促進します

Read testimonials from W3C Members

 

https://www.w3.org/ and https://www.ietf.org/ — 2021年1月26日 — World Wide Web Consortium (W3C)とThe Internet Engineering Task Force (IETF)は本日、WebRTC (Web Real-Time Communications・ウェブリアルタイムコミュニケーション)が世界標準に到達したことを発表しました。

 

WebRTC

 

WebRTCはウェブ上の音声および映像の通信を実現します。これは同技術対応のJavaScript APIと一連の通信プロトコルで構成され、ネットワーク上で接続されたあらゆるデバイスがウェブ上の潜在的な通信エンドポイントになることを可能するものです。同技術は既にオンライン通信、およびコラボレーションサービスの基盤技術として運用されています。

本日発表された成果はタイムリーなものであるとも言えます。新型コロナウイルスの世界的大流行の最中、世界中で仮想化の度合いが一段と深まり、情報共有、リアルタイム通信、またエンターテイメントにおいても、ウェブは社会にとってこれまで以上に重要な技術と存在になっています。社会が必要とする重要なデジタルインフラストラクチャを提供する組織として、私たちW3Cの技術が主要な役割を担っているのを拝見するのは大変に喜ばしいことです。ユニバーサルを実現するウェブとリッチなライブの音声と映像の組み合わせは世界中でコミュニケーションの方法を刷新しました。

W3CのCEO、ジェフ・ジャッフェ

VoiceとVoice over IPは世界中の人々のコミュニケーション方法に革命をもたらしました。これらテクノロジーをウェブプラットフォームと統合したことが本技術をさらに拡大させました。IETFとW3Cの緊密な協働により本技術が双方で標準技術となり、何十億もの人々がデバイスや地理的条件を超え、WebRTCを通して新型コロナウィルスパンデミックの中でもつながることを享受しています。

IETF議長のアリッサ・クーパー

とコメントをいただいています。

ライブの音声・映像の通信システムを、どのウェブサイトでも、どのウェブアプリでも

WebRTCのフレームワークは、ウェブ、そしてアプリの開発者が遠隔教育教育や遠隔医療、エンターテイメント、エンタープライズアプリケーション、ゲームなどでビデオチャットの数々の要素をシームレスに追加できるように設計されています。

そのロイヤリティフリーのフレームワークには、ウェブブラウザや各種デバイス、他プラットフォームでWebRTCを使用したセキュアな音声と映像の通信システムがセットアップとして組み込まれています。これにより、プラグインのインストールや個別のアプリケーションのダウンロードが不要となりました。

WebRTCはコミュニケーションプラットフォームとして既に広範に導入され、デスクトップ、モバイル双方の全ての主要なブラウザで映像会議とコラボレーションシステムを提供しています。本技術を介して、ライブの映像チャットがこれまで以上に容易になり、何十億ものユーザにウェブ上の対話を可能としました。また、スタートアップ企業やオンラインででビジネスを展開する企業、製品販売の商いやオープンソースプロジェクトにおいても、WebRTCはそれぞれの顧客とユーザにリアルタイム対話ソリューションの展開を大幅に拡充させました。

ポジティブでタイムリーなインパクト

2020年は旅行や物理的な接触の制限をせざるを得ない年でした。その背景を受け、既に運用されていたWebRTCがどれほどまでに重要な技術であるか、そして、その活用のために改良された技術も改めてクローズアップされました。

企業や家庭は様々な場においてWebRTCを使用する場面を自然に広げています。企業ではWebRTCを活用してトレーニングや面接を行なったり戦略的計画の議論、またはハッピーアワーとしても対面式会議の代わりに社会的交流の場として人々のつながりを継続させています。これは対面式の会合を代替するだけではなく、オフィス内の交流をも実現していることを表します。ヘルスケアや防衛のトレーニングにもWebRTCが使用されています。学校や大学もオンラインのプラットフォームに学習の場をシフトしています。クラウドゲームとソーシャルネットワークではライブストリーミングやインタラクティブな配信をしています。エンターテイメントはそれをリモートで行うことにより、視聴者をスタジオに引き戻す方法を模索しています。スポーツはWebRTCを利用してスタジアム内のエクスペリエンスを再現しようとしています。家族や友人はWebRTCで構成された製品やその一部を日常的に利用しています。

次のWebRTC

W3CとIETFが考える次のWebRTCは、WebRTCの初期のコアデザインを超えて拡張しウェブブラウザや他エコシステム (ネイティブアプリなど) の映像会議やコラボレーションシステムを強化するため、より多くの機能と最適化を必要とします。

IETF WebTransport (WEBTRANS) Working GroupおよびWebRTC Ingest Signaling over HTTPS (WISH) Working Groupでは、他のIETFワーキンググループの作業も取り入れて調整しながら仕様を拡張する作業が既に進行しています。これにはWebTransport APIの開発をサポートする新しいプロトコルを定義するQUICや、ブロードキャストツールとリアルタイムメディアネットワーク間で一方向のWebRTCベースのオーディオビジュアルセッションを確立するための、シンプルで拡張可能なHTTPSベースのシグナリングプロトコルを指定するHTTPBISが含まれます。

W3C Web WebRTC Working Group (WG)では、WebRTCの将来設計のためにWebRTC Next Version Use Casesの作業に着手しています。

  • サーバを介した映像会議でのエンドツーエンド暗号化
  • 機械学習を含む音声および映像フィードのライブ処理
  • Internet of Things (ないしは、長期的な接続を維持して最大限に電力消費を制御するIoTセンサー)

W3C WebRTC WGは既存のユースケースと新しいユースケースを反復しながら、そのニーズの全域とその優先順位を認識することに注力しています。近年W3Cで開始されたWebTransportおよびWeb Codesは、低遅延ストリーミングのメリットがより広範なメディアおよびエンターテイメントエコシステムに寄与することが見込まれています。

WebRTCはアプリケーション開発用のオープンウェブプラットフォームを定義するW3C標準として、ウェブデベロッパーがあらゆるデバイスと環境で利用できる膨大なデータストアを利用した、リッチでインタラクティブエクスペリエンスを構築できる前例のない潜在力を持ちます。

ワールドワイドウェブコンソーシアムについて

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)の使命は、世界中の人々にとってウェブがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを担保するための技術標準とガイドラインを作成することにより最大限にウェブを活用することです。W3C技術として広く知られているHTMLとCSSはウェブサイトを構築するための基盤技術です。W3Cは、アクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野で全ての基本的なウェブ技術が社会のニーズを満たすよう取り組んでいます。私たちはエンターテイメント、通信、電子書籍、金融サービスなどの分野でもウェブを活用するビジネスのインフラストラクチャを支える技術標準も提供しています。それらの技術はオープンに開発され、W3Cの特許ポリシーに基づいて無償で世界に提供されています。W3Cは、オンラインの映像をキャプションと字幕でよりアクセシブルにするための技術として2016年の技術・工学エミー賞を、テレビ上での視聴をすべての人に、なおかつアクセシブルとするための技術で2019年にも同賞を受賞しました。

「One Web」を掲げるW3Cのビジョンには、400を超える会員組織といくつもの業界を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cは米国のMITコンピュータ科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報数学研究会(ERCIM)、日本の慶應義塾大学、中国の北京航空航天大学が共同で運営しています。詳細はhttps://www.w3.org/を参照下さい。

インターネットエンジニアリングタスクフォースについて

The Internet Engineering Task Force (IETF)は、インターネット技術の技術標準化団体であり、インターネットアーキテクチャの進化とインターネットの円滑な運用に関係するネットワーク設計者、エンジニア、オペレータ、ベンダー、および研究者の大規模な国際コミュニティです。詳細はhttps://www.ietf.org/を参照下さい。

End Press Release

Media Contacts

Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

Greg Wood <ghwood@ietf.org>
+1-703-625-3917 (US, Eastern Time)

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マーチャント向けのウェブ技術をさらに改善へ Wed, 21 Oct 2020 17:56:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2020/merchantbg/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2020/merchantbg/

W3Cビジネスグループで顧客体験とビジネスニーズを追求

https://www.w3.org/ — 2020年10月21日 — W3Cは本日、ウェブ上の技術における顧客体験の向上とビジネスニーズの課題に対処するためにMerchant Business Group(BG)を発足しました。本BGでは、マーチャント、情報通信企業、プラットフォームプロバイダーなどがウェブ上の技術における課題や追加すべき機能などを探求し、ウェブ標準が電子商取引にどのような影響を与え、課題を改善するかを、ウェブを構築する各組織とともに議論を進めてゆきます。

本BG発足と同時に参加した組織は、Worldpay社、Fiserv社、Coles Supermarket Group社、Connexus社です。

幅広くマーチャントの意見を収集

W3C Web Payments Working Group (WPWG)には既にマーチャントや情報通信企業が数多く参加しています。

WPWGの共同議長の一人であるニック・テルフォード=リード氏は「マーチャントのニーズを確実に実現するため、ウェブ上の電子商取引の課題に対してマーチャントからより大きな声をあげてほしいのです。Merchant BGではオンラインの商売時に直面するユースケースと課題を洗い出します。」とマーチャントの参加を促しています。

Merchant BGの共同議長を務めることができてうれしく思います。本BGの使命は企業間取引(B2B)と企業と一般消費者の取引(B2C)双方のウェブ技術を改善することです。新しい技術や新型コロナウイルス感染症によるオンラインショッピングの需要の高まりについての議論に、私は特に関心を持っています。私はオーストラリアのメルボルンに在住しており、現在は店内での買い物を制限するステージ4の封鎖制限が設けられています。これの状況により、あらゆる商品をオンラインで購入することに依存せざるを得ません。ウェブのチェックアウト、アクセス可能な没入型のウェブ、モバイルウェブの商取引などの改善をすることで望ましい状況に到達できるでしょう。」と述べています

Coles Groupのメラニー・オブライエン氏は

マーチャントの声は業界の未来を形づくります。FISは、ペイメント技術のグローバルリーダーとして商取引に携わる顧客に対して多大な投資を行っています。世界中の消費者に対してスマートな電子商取引の体験を提供し、世界中の小売業者のニーズがW3Cで確実に具現化されるために貢献できることをうれしく思っています。

もう一人の共同議長であるFISグローバルのジョン・オブライエン氏からは、次が寄せられています

本BGは、W3C標準技術プロセスに則って幅広い議論からW3Cでの作業を開始して徐々にトピックの優先度を特定してゆきます。

  • 導入の検討をすべき価値を持つW3Cのウェブ決済技術を通したウェブ上のチェックアウト
  • 電子商取引のアクセシビリティ、国際化、プライバシー、認証、ユーザフリクションのニーズのバランス
  • 新たな規制要件と優れた顧客体験
  • ウェブ広告の展開
  • オンライン詐欺削減のための優れた取組み
  • トランザクションの整合性と保証の強化
  • 顧客との対話や決済、顧客継続のためのアクセス可能な没入型ウェブ体験
  • モバイルウェブ電子商取引体験の向上

活動のスコープ

Merchant BGのチャーターは下記内容を網羅しています。

  • 他W3Cグループと協議し、ウェブ技術の傾向やマーチャントに与える影響を共有。これらには非技術的な説明が含む
  • 現在のマーチャントの課題の特定と対応するベストプラクティス。またそれらが各種要因、例えばプライバシー要件などのため、どのように変化する可能性が考えられるか
  • W3C内外のグループに見受けたマーチャントのユースケースと要求項目の訴求
  • WPWGWeb Authentication Working GroupImmersive Web Working Groupなど、他W3Cグループとの作業のレビュー

Merchant BGへの参加

Merchant BGはマーチャントのニーズに焦点を合わせているものの、W3C会員やW3C BG参加企業(特定のBGのみ参加可能な加入形態)など、世界中に参加の門戸は開かれています。

W3C BGは、特定のウェブ技術に対して短期的に議論や開発に関与したいイノベーターを含むW3C会員やBG参加組織、そして同じ志を持つステークホルダーと協力するためにベンダー中立のフォーラムを提供する場です。

Merchant BGの詳細はこちらをご覧下さい。

ワールドワイドウェブコンソーシアム(W3C)について

W3Cの使命は、世界中の人々にとってウェブがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを保証するための技術標準とガイドラインを作成し、ウェブを最大限に活用することです。W3C技術として広く知られているHTMLとCSSは、ウェブサイトを構築するための基盤となる技術です。W3Cはアクセシビリティ、国際化、セキュリティ、プライバシーなどの分野で全ての基本的なウェブ技術が社会のニーズを満たすよう取り組んでいます。W3Cはエンターテイメント、通信、電子書籍、金融サービスなどの分野でウェブを活用するビジネスのインフラストラクチャを支える技術標準も提供しています。それらの技術はオープンに開発され、W3Cの特許ポリシーに基づいて無償で世界に提供されています。W3Cは、オンラインビデオをキャプションと字幕でよりアクセシブルにするための作品として2016年の技術・工学エミー賞を、テレビ上での視聴をすべての人に、なおかつアクセシブルとするための技術で2019年にも同賞を受賞しました。

「One Web」に対するW3Cのビジョンには、400を超える会員組織と数10の業界部門を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cは、米国のMITコンピュータ科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く 欧州情報数学研究会(ERCIM)、日本の 慶應義塾大学、中国の北京航空航天大学が共同で運営しています。詳細についてはhttps://www.w3.org/を参照ください。

End Press Release

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Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

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IoT相互運用のためのソリューション - W3C Web of Things (WoT) Thu, 09 Apr 2020 14:51:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2020/wot-rec/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2020/wot-rec/

Web技術が、プラットフォーム、デバイスおよびクラウドサービスの相互連携を可能とし、Internet of Thingsの真の実力を引き出す

W3C会員からの推薦文をご覧ください。

 

https://www.w3.org/ — 2020年4月9日 — W3C (The World Wide Web Consortium) は、本日、Web of Things (WoT) Architecture および Web of Things (WoT) Thing Description (TD) を正式にW3C勧告 (W3C Recommendation) とすることを発表しました。これにより、さまざまなIoT (Internet of Things) プラットフォームおよびアプリケーションを、容易に統合化することが可能となります。

多くの Internet of Things アプリケーションが、スマートファクトリー、スマートシティ、スマートホーム、公衆衛生等の多岐にわたる領域に向けて開発されてきた. Web のレベルにおける『モノ』の記述の標準化により、我々はこれらの重要な IoT アプリケーション領域における相互運用性を促進することを狙っています。

W3C CEO である Jeff Jaffe

相互運用性の拡張という約束を守りつつ、IoT の断片化に立ち向かう

プロトコルやデータモデル等、Internet of Things (IoT) で利用される技術が多岐に渡ることから、情報技術の利用者は、孤立したサイロと化し、そのために、しばしば時代遅れのソフトウェアに縛られ技術革新から取り残されてしまうということを避けたい、というニーズと同様に、IoTプロジェクトにおける統合化や維持に関するコストの高さに、ますます直面しています。W3C Web of Thingsは、既存のプラットフォーム、デバイス、ゲートウェイおよびサービスのための、Web ベースの抽象化レイヤーを定義することにより、IoT の断片化に立ち向かうという約束を守ります。そして、既存の各種標準を補完することにより相互運用性を拡張し、それを通して、投資家や顧客のリスクを減らします。これにより、デバイスやサービスのオープン・マーケットの迅速な成長が可能となります。

WoT ソリューションは、今日、既に製品として普及

Web of Thingsは、スマートホーム、製造業、スマートシティ、小売業、ヘルスケアアプリ等の複数の IoT 領域に応用が可能であり、W3CのWoT標準を利用することにより、複数のベンダやエコシステムが提供するデバイスを組み合わせたIoTシステムの開発を簡単なものとすることが可能となります。

W3C会員が標準を策定するプロセスの重要な構成要素の一つは、策定途中の標準を実装するということです。これにより、今日、WoT技術は、会員企業および他のテクノロジー産業関係者による、以下を含む多くのソリューションとして利用可能です。

  • Siemensのフラッグシップ的ビルマネジメント・ステーションである、Siemens Desigo CCは、異なるIoTシステムのデータポイントと機能を、Desigo CCマネジメント・ステーション中に容易に統合化し、さらにクラウドシステムと連携させるためにWoTを利用しています;
  • Eclipse Thingweb node-wotは、(Node.jsにおける) WoT標準のリファレンス実装であり、他の多くの実装およびWoTベースのプロジェクトの基盤 (スマートシティや小売業のための、いわゆるProof-of-Concept的な概念実証プロジェクトを含む)として利用されています;
  • OpenJS Foundationによる、よく知られたローコード開発ツールであるNode-REDは、Node-REDのノード開発を容易にするため、Node Generatorプロジェクトの一部としてWoT Thing Descriptionをサポートしています。なお、Node Generatorプロジェクトは、日立のW3C WoT活動への参加の一部としての貢献から始まりました;
  • Mozilla WebThingsは、プライバシーとセキュリティにもとづいてスマートホームアプリを開発するための、WoTにもとづくオープン・プラットフォームです;
  • 富士通は、WoTに準拠したエッジ/クラウド・プロキシのソフトウェア製品を提供しています。このソフトウェアにより、ローカルの異なるIoT機器を相互接続するとともに単一のインタフェースに集約し、クラウド上の大規模システムを構築することが可能となります;
  • さらなるWoTランタイム実装として、(Pythonによる) WoTPyおよび、 (Javaによる) SANE Web of Things Servientが挙げられます。

W3C会員から寄稿された以下の推薦文中に、各会員企業自身の構想が述べられておりますのでご参照ください。

将来への展望

W3C Web of Thingsワーキンググループにより、2017年のグループ設立以来、(1) 抽象的なアーキテクチャ、(2) IoTデバイスやサービスを記述するための共通的データフォーマットそして、(3) IoTアプリケーションの相互運用性を高めるとともに統合化の労力やコストを削減するためのWoTビルディングブロック(構成要素)を定義するために、以下の二つのWoTに関する基盤的仕様書が策定されてきました:

  • WoT Architectureは、Web of Tthings全体の概念的フレームワークを定義します。
  • WoT Thing Descriptionは、IoT (Internet of Things) にとっての「Webサイトにおけるindex.html (HTML)」のような基本的記述モデルであり、物理的もしくは仮想的なモノ/デバイスのエントリポイントとみなされます。

WoT仕様策定の「完成」には、まだ時間を要します。W3Cは先日第二世代のWeb of Things仕様策定のためにWoTワーキンググループ・チャーター(設立趣意書)を更新し、標準化の対象範囲とその深さを拡張した上で、この領域の標準化に取り組んで参ります。例えば、WoTワーキンググループは、「最小限の労力かつセキュアな形で、モノのオンボーディングが可能とする方式」、「特定の利用コンテクストや技術をサポートする相互運用プロファイル」、「新しいプロトコル、および位置情報やデバイス製造者等の付加的標準メタデータのための語彙定義」、「OAuth2、PoPトークン、ACE等をはじめ、定常的に増え続ける様々なセキュリティの仕組みをサポートするためのセキュリティスキーマ」、「相互運用性を最大化するためのリンクの関係タイプに関する仕様化」、「中央集権的なインフラに依存するのではなく、デバイスが、直接、自身を記述するできるような、標準化された発見(Discovery)の仕組み」、「Thing Descriptionテンプレートに関する改善」が挙げられます。

W3C (World Wide Web Consortium)について

W3C (World Wide Web Consortium)の使命は、世界中全ての人がウェブをオープンな環境でアクセシブルに利用し、相互運用するための標準技術とガイドラインを策定してウェブを最大限に活用することです。今や多くの人が知るHTMLとCSSは、ウェブサイトが構築される基盤技術として広く認識されています。私たちはウェブアクセシビリティや国際化、セキュリティ、またプライバシーの領域で社会のニーズを満たすべく、W3Cが策定する全てののウェブテクノロジーの議論と開発を日々行なっています。またW3Cは、ウェブが使用されているエンターテインメント、通信、デジタル出版、金融サービスなどの分野でも、ビジネスのためのインフラとして世界標準の技術を提供しています。それらの技術はオープンに製作され、無償で提供され、W3C独自の特許方針の下で全ての人に公開されています。2016年はキャプションと字幕を使用したオンラインビデオをよりアクセシブルにするための標準技術を、2019年にはウェブ上のフルTVエクスペリエンスの標準技術が評価され、W3Cは米国技術・工学エミー賞を受賞しました。

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています。W3Cは、米国のMIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所) 、フランスの European Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム)、日本の慶應義塾大学 、及び中国の北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており、各国にW3Cオフィスを設置しています。詳細はこちらをご覧ください。https://www.w3.org/

End Press Release

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Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
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CSS Writing ModesがW3C勧告に Tue, 10 Dec 2019 13:13:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/css-writing-modes/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/css-writing-modes/

Read testimonials from W3C Members

Making the World Wide Web world wide
締造真正全球通行的萬維網
ワールド・ワイド・ウェブが世界中につながります
전세계의 월드 와이드 웹으로 만들기

https://www.w3.org/ — 2019年12月10日 – W3C (World Wide Web Consortium)は本日、CSS (Cascading Style Sheet) Writing Modes Level 3を正式にW3C勧告(REC/Recommendation) とすることを発表しました。これはWeb上のテキストを水平または垂直にレイアウトすることや、行送りの方向の設定も可能にするものです。

2004年にW3C CSSワーキンググループがテキストレイアウトの開発に着手してから15年、本日がCSS Writing Modes Level3がW3C勧告に到達したマイルストーンです。数え切れないほどの議論や開発、調整、そして日本だけでなく、多くのアジア諸国の協力のおかげで、日本の文化でもある縦書きCSSがWeb上で、ついに国際的な標準になりました。」と言及しました。

W3C Steering Committee (運営委員会)のメンバーであり

幅広い記述言語をサポートするCSS

CSS Writing Modes Level 3は、横書きの左から右への記述(英語やヒンディ語など)、横書きの右から左への記述 (ヘブライ語やアラビア語など)、そして日本語やモンゴル語などで使われるように縦書きに記述するような、様々な国際的な記述方向を実現するためのCSS仕様です。また、アラビア語と英語がともに使われて両方向の記述が混在する場合や、英語やヘブライ語などを縦書きに記述するアジア言語に挿入する場合など、それらの記述方向を混在させる場合の表示方法についても規定しています。

新たなCSSの機能により、同じページ上で横書きおよび縦書きの記述を混在できます。またこの仕様では、双方向混在の記述における分離、字形の方向制御、縦書き記述の行中に短い横書き記述の文字列を挿入する機能も追加されました。縦書きでは、中国語、日本語、韓国語のような右から左への行送りと、モンゴル語のような左から右への行送りが実現可能です。

さまざまな言語における有識者とコミュニティが、ウェブプラットフォーム全体に影響を及ぼした

要望を世界標準として実現した本W3C勧告は、さまざまな言語における有識者からなるコミュニティがウェブプラットフォームそのものに変革を実現した多大なる成果です。

世界中の技術者だけでなく、特に日本の各言語グループの専門家からの関与は、各種機能の研究、特定、そして実装など全ての作業において必須のものでした。ワールド・ワイド・ウェブを世界中で使用するためにブラウザメーカーにそれぞれの機能を拡張して実装するための調整も、有識者やコミュニティを通して行われました。

W3Cは言語へのサポートがそれぞれの地域に沿うべく、またニーズを満たすべく、世界中のコミュニティから積極的にフィードバックとサポートの間口を開いています。Language Matrixは、各言語において作業が必要とされる分野の概要を示しています。

W3C (World Wide Web Consortium)について

W3C (World Wide Web Consortium)の使命は、世界中全ての人がウェブをオープンな環境でアクセシブルに利用し、相互運用するための標準技術とガイドラインを策定してウェブを最大限に活用することです。今や多くの人が知るHTMLとCSSは、ウェブサイトが構築される基盤技術として広く認識されています。私たちはウェブアクセシビリティや国際化、セキュリティ、またプライバシーの領域で社会のニーズを満たすべく、W3Cが策定する全てののウェブテクノロジーの議論と開発を日々行なっています。またW3Cは、ウェブが使用されているエンターテインメント、通信、デジタル出版、金融サービスなどの分野でも、ビジネスのためのインフラとして世界標準の技術を提供しています。それらの技術はオープンに製作され、無償で提供され、W3C独自の特許方針の下で全ての人に公開されています。2016年はキャプションと字幕を使用したオンラインビデオをよりアクセシブルにするための標準技術を、2019年にはウェブ上のフルTVエクスペリエンスの標準技術が評価され、W3Cは米国技術・工学エミー賞を受賞しました。

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています。W3Cは、米国のMIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所) 、フランスの European Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム)、日本の慶應義塾大学 、及び中国の北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており、各国にW3Cオフィスを設置しています。詳細はこちらをご覧ください。https://www.w3.org/

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Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
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W3CとユネスコIITEがWebアクセシビリティの無料オンラインコースを開講 Tue, 03 Dec 2019 10:33:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/intro-web-accessibility-course/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/intro-web-accessibility-course/

https://www.w3.org/ 2019年12月3日:国際障害者デーに、W3C (World Wide Web Consortium)およびユネスコIITE (ユネスコ教育情報技術研究所・UNESCO IITE)は、無料のオンライントレーニングコースを開講しました。これは「Introduction to Web Accessibility (Webアクセシビリティの概要 )」と題してMOOC (Massive Open Online Course)で開講された、W3C会員組織のエキスパートを講師に迎えたW3CのWeb Accessibility Initiative (WAI)のプログラムです。本プログラムは、デジタルアクセシビリティを紹介しながら、障害を持つ人がWebサイトとアプリを適切に使用できる国際基準項目を擁しています。これにより受講者は、全てのWebユーザーのユーザー体験を向上させるための基盤を学ぶことができます。

 

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W3Cの理念は、「Web for All (全ての人にWebを)」です。そしてこれは、W3Cが日頃取り組んでいるアクセス可能なWebを推し進める国際標準と、そのガイドラインを策定することで達成するものです。しかしながらアクセシブルなWebはW3Cだけでは具現化しません。Webコミュニティ全てが、全てのWebサイトをアクセシブルにする必要があります。このコースは全てのWebサイトにアクセスできることに重点を置いています。」 と述べています。

W3C CEOのJeffrey Jaffeは

W3CとユネスコがWebアクセシビリティへの認識を高める

W3Cとその会員組織からなる技術のエキスパートのチームは、ユネスコIITEの教育ネットワークと組み合わせることで、国際規模でWebアクセシビリティの重要性をさらに広めてゆきます。

このオンラインプログラムは各種障害の対応のため、歴史的とも言える条件付きの学習格差を削減し、知識と質の高い教育の場を増やすべく、世界で初めて開講されたものです。ユネスコIITEは安全で、健康で、非暴力的で、障害に聡く、性差のない情報通信技術の使用を促進するために協働で努力を続けています。」とコメントを寄せました。

ユネスコIITEのディレクターであるTao Zhan氏は

W3CxのIntroduction to Web Accessibilityは本日から登録ができます。開講は2020年1月28日からです。

Webアクセシビリティの基礎を幅広く知らせるために

Webアクセシビリティ入門コースは、Webアクセシビリティの基礎と障害の有無によるそれぞれの利点を含んで設計されており、幅広いWeb技術に携わるプロフェッショナルな人々を対象としています。Webは私たちの日常生活に不可欠なものであり、世界中の組織や政府は、障害を持つ人々のアクセシビリティに対する対応を強化しています。

本コースは、障害を持つ人々の実際の物語を通してビジネスの場でのケースを含むWebアクセシビリティの有形および無形のメリットを組み込みながらWebアクセシビリティを論理的に追求するプログラムです。これはもちろん、Webアクセシビリティに関する国際標準や評価基準、そしてWebアクセシビリティを組織の設計や開発プロセスへ統合する技術も盛り込んでいます。コースには、受講者が開発した特定のスキルのオプション(例えばコーディングやビジネス開発)も含まれています。

このコースは、W3C WAIのアクセシビリティトレーニングを構築・拡張するモジュールであるオープンカリキュラムに基づいて設計されています。このカリキュラムは基盤として誰でもが安心して使用でき、EC (欧州委員会)が資金提供するWAI-Guideプロジェクトの支援を受けて、W3C Education and Outreach Working Group (EOWG)のコンセンサスプログラムを通して開発されました (Grant 822245)。

W3C会員組織のエキスパートからなる講師陣が揃う

edXは、非営利団体からなる教育と学習のためのプラットフォームです。W3Cx のWebアクセシビリティ入門コースは、WAIオープンカリキュラムを使用しているDeque社、Infoaxia社、Intopia社、Knowbility社、The Paciello Group社、Web Key IT社からの講師陣のもとに行われます。

この講師陣が講義するプログラムは、Webアクセシビリティの定義とスコープを網羅します。視覚障害、学習障害、認知障害、神経障害、身体障害、言語障害、視覚障害など、Webアクセシビリティによって影響を受ける全ての障害に対して、障害者が様々な支援技術と適応する手段を使用して、Webを操作する方法を含んでいます。受講者は、Webアクセシビリティのビジネスおよび社会的利点やW3Cの世界標準技術と活用方法を学びながら、Webアクセシビリティに取り組み始めることができます。

無料のW3Cxのオプション – 証明書発行

W3Cと新コースについて以下のように述べています。「W3CはWeb標準を策定する重要な組織であり、それは全ての人にインターネットが機能することを保証する極めて肝要な存在です。W3Cは2015年からexXのパートナーですが、W3C ecXの新しいコースである「Webアクセシビリティの概要」は、Webデベロッパーが障害を持つ人々のためにアクセスしやすいサイトの作成に特に焦点を当てていることを嬉しく思います。

edX創設者兼CEOであるAnant Agarwal氏は

W3C学習プラットフォーム上の「Webアクセシビリティの概要」は、世界をリードする非営利のオンライン学習プラットフォームを提供するedXの6番目のオンラインコースです。最初のHTML5オンラインコースがW3Cxで開始されて以来、世界中から950,000人以上の受講者がW3Cxコースに登録し、プロとして、あるいは新しい領域にチャレンジしています。彼らはW3CxフロントエンドWebデベロッパープロフェッショナル認定プログラム (HTML5 & CSS Fundamentals、CSS Basics、HTML5 Coding Essentials and Best Practices, JavaScript Introduction, HTML5 Apps and Games)のコースをそれぞれ受講し、彼らのキャリアはとどまるところを知らずに広がっています。

受講者は無料で「Webアクセシビリティの概要」を受講するか、99アメリカドルを支払って修了認定証明書を受け取るか、のいずれかを選択できます。edXから発行された証明書は、履歴書に掲載することはもちろん、オンラインコースを修了したことの証明として雇用者や学校、その他機関に提出できます。またその証明書を通して、受講者はいつでも教材にアクセスできます。

W3C (ワールド・ワイド・Web・コンソーシアム)について

W3C (ワールド・ワイド・Web・コンソーシアム)の使命は、世界中の人々にとってWebがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを保証するための技術標準とガイドラインを作成することによって、Webを最大限に活用することです。W3Cは、HTML5、CSSなど広く知られた仕様をOpen Web Platformの理念の元に開発しながら、セキュリティとプライバシーの確保にも取り組んでいます。これらはすべてオープンに開発され、無料で独自のW3C特許ポリシーの下で提供されます。W3Cは、オンラインビデオをキャプションと字幕でよりアクセシブルにするための作品として2016年の技術・工学エミー賞を、テレビ上での視聴をすべての人に、なおかつアクセシブルとするための技術で2019年にも同賞を受賞しました。

「One Web」に対するW3Cのビジョンには、400を超える会員組織と数10の業界部門を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cは、米国のMITコンピュータ科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報数学研究会(ERCIM)、日本の慶應義塾大学、中国の北京航空航天大学が共同で運営しています。詳細については https://www.w3.org/を参照ください。

Web Accessibility Initiative (WAI)について

W3C Web Accessibility Initiative (WAI)は、W3C (World Wide Web Consortium)の不可欠な活動です。WAIは世界中の組織と協力して、Webのコアテクノロジーがアクセシビリティ機能をサポートするように次に挙げる諸活動を通じて障害者向けのWebアクセシビリティを追求しています。Webコンテンツ、ユーザーエージェント、およびオーサリングツールのガイドラインの開発、アクセシビリティのための評価および修復ツールの開発、教育とアウトリーチ、Webの将来のアクセシビリティを改善できる研究開発機関との調整、Webアクセシビリティ標準の諸調整と調和の促進。

WAIは産業界、障害者コミュニティ、アクセシビリティ研究、政府からの代表を含む、作業全体にわたる複数の利害関係社から寄与を受けています。1997年の設立以来、WAIはすでに広く知られているようにWeb Contents Accessibility Guideline (WCAG)、Authoring Tool Accessibility Guideline (ATAG)、User Agent Accessibility Guideline (UAAG)、およびAccessible Rich Internet Application (WAI-ARIA)を作成しています。これらのアクセシビリティ標準の実装をサポートするための技術的および教育ガイダンスはこちらをご覧ください。 https://www.w3.org/WAI/

UNESCO Institute for Information Technologies in Education (UNESCO IITE・ユネスコIITE)について

20年以上にわたり「全ての学習者が問題と問題を等しく重視する」という基本理念はユネスコ教育情報技術研究所 (ユネスコIITE)の願いであり、それは実績となっています。ユネスコIITEは1997年にユネスコのカテゴリ1研究所として設立され、教育におけるICTの世界的な任務を果たし、背景や能力、場所、状況に関係なく、全ての人々に平等な教育と学習の機会の促進に大きく貢献しています。ユネスコIITEは、その活発な活動において教育における情報通信技術(ICT)を促進する一方で、包括的かつ公平な教育の条件の制定と維持の双方において国際的および各国の利害関係者と熱心に活動を継続しています。詳しくはこちらを参照下さい。 https://iite.unesco.org/

End Press Release

W3C Media Contact

Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

UNESCO IITE Media Contact

Elena Varkvasova, Project Specialist, Unit of Teacher Professional Development and Networking, UNESCO IITE <e.varkvasova@unesco.org>
+7 965 496 72 00 (GMT/UTC+3)

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Webペイメントのセキュリティと相互運用性の強化のためにEMVCo、FIDOアライアンスがW3Cでグループを設立 Wed, 17 Apr 2019 16:34:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/wps/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/wps/

https://www.w3.org/ 2019年4月17日  W3C (World Wide Web Consortium)は、FIDOアライアンス、EMVCoとともに、Webペイメントセキュリティのビジョンと相互運用性を議論する新しいグループ「Web Payment Security Interest Group」 (以下IG)の設立を発表しました。当IGの参加各社は、異なる技術間の互換性を向上するために既存の各技術仕様間のギャップを特定し、その協業分野を定義します。

相互運用性に対する業界の要求

本IGは、FIDOアライアンス、W3C、EMVCoからなる3つの組織が協働して技術仕様の整合性を確実にするため、また、安全なWeb決済の未来像を理解して形成するために設置されました。EMVCoは生産的な議論を、また最終的にはWeb決済の相互運用性の向上を期待しています。

EMVCoエグゼクティブコミッティ議長のカーティーク・パテル氏は次のように述べています

シンプルで堅牢な認証方式を提供するFIDO標準仕様により、外部技術組織で策定されたドメイン固有の標準で規定されているセキュアなやりとりがユーザに提供可能となります。私達はFIDO認証と認証器のメタデータが、トランザクション認証のゴールをどのようにサポートするのかについて決済業界のパートナーと協業できることを大変うれしく思います。本IGはEMVCoとW3C間の調整や仕様案件の共有を合理化する一助となるでしょう。」と語ります。

FIDOアライアンスのエグゼクティブディレクターであるブレット・マクドウェル氏は

Web Payment Security IGは、既存のEMV Secure Remote Commerce (SRC)およびEMV 3D Secure (3DS)とFIDOアライアンスのFIDO2仕様、そしてW3CのWeb Authentication and Payment Request APIの各仕様レベルの議論を補完します。さらに、将来の技術仕様に関するコラボレーションの基盤も提供していきます。

成果物:ビジョンと分析

Web Payment Security IGのチャーター(憲章)は、各組織のWebペイメンツのセキュリティ、ユースケース開発、ギャップ分析、他組織とのリエゾン、各組織の標準化の機会を確認すべく、ビジョンの策定を含んだ活動を定義しています。本IGは仕様を公開せず、技術的な実作業はFIDO2テクノロジーワーキンググループ、W3C Web Paymentsワーキンググループ、EMVCoの関連ワーキンググループそれぞれの組織で行われます。

W3Cの認証とペイメントにおける標準は、ペイメント業界の変遷における大きな沿革の一つです。このペイメントにおける遷移は、ストリーミングビデオ、リアルタイムコミュニケーション、オーギュメンテッドリアリティ(拡張現実)などがWebに新しいサービスとして定着したように、予測不可能な形で継続していくでしょう。」と、

W3C CEOのジェフリー・ジャフェは述べています

ぜひ参加を

EMVCo、FIDOアライアンス、W3Cは、各組織のメンバーが本IGに参加することを推奨しています。本グループへの参加方法はW3C Web Payment Security Interest Groupのサイトをご覧下さい。

FIDO Allianceについて

「高速なオンラインID認証」を意味するFIDO(Fast IDentity Online)アライアンスwww.fidoalliance.orgは、セキュリティと利便性の両立をめざすため、2012年7月に設立されたグローバルな非営利団体です。堅牢な認証技術に相互運用性が確保されていない状況を改善し、ユーザーが多くのIDとパスワードを覚えなければならないという煩わしさを解消することを目的としています。FIDOアライアンスは、認証におけるパスワード依存を軽減するために、オープンで拡張性と相互運用性のあるシンプルで堅牢な「FIDO認証」を標準化することで、オンラインサービスの本質に変革をもたらします。FIDO認証はオンラインサービスの利用時に、堅牢でプライバシーが確保された便利な認証を提供します。

EMVCoについて

EMVCoは、EMV仕様および関連するテストプロセスを管理・発展させることにより、世界中での相互運用性と安全な決済取引の受入を促進する世界的な技術機関です。EMVとは、対面およびリモートの環境でグローバルに相互運用可能かつ安全な決済を可能にする技術的なツールボックスです。EMV仕様の採用とそれに関連する認定、および認証プロセスにより、国際的な決済の枠組みが統一され、様々な決済方法やテクノロジーアクセプタンス環境がサポートされます。この仕様はロイヤリティフリーで提供され柔軟に設計されており、各国の決済要件を満たし、また各地域の規制に対応することができます。

EMVCoは、American Express、Discover、JCB、Mastercard、UnionPay、Visaによって共同運用されており、EMV仕様の技術発展に焦点を当てています。決済業界における全てのステークホルダーに対してその戦略および技術的方向性に取り組むためのプラットフォームを提供するため、EMVCoはアソシエイツプログラムを運営し、全ての関係者に参加するよう奨励しています。

EMV® は米国および諸国における登録商標です。EMVの商標はEMVCo, LLCが所有しています。EMVCoの詳細についてはこちらから、そしてご参加はLinkedInを参照下さい。

World Wide Web Consortiumについて

W3Cの使命は、誰もがオープンにアクセシブルに相互運用できるウェブの技術とガイドラインを通し、ウェブの可能性を地球上のあらゆる場所で最大限に引き出すことです。オープンウェブプラットフォーム上でHTML5やCSS、そしてセキュリティ・プライバシーの仕様も含め、W3CのPatent Policyの元に全てのウェブサイトに対して標準を策定しています。キャプションと字幕付きのオンラインビデオをよりアクセシブルにするW3Cの技術は、2016年のテクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しました。

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています。W3Cは、米国MIT: Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所)、フランス ERCIM: European Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム)、日本の慶應義塾大学、及び中国の北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており、各国にW3Cオフィスを設置しています。詳細はこちらをご覧ください。

End Press Release

FIDO Alliance PR Contacts

Megan Shamas
Montner Tech PR
+1 203-226-9290
<press@fidoalliance.org>

EMVCo PR Contacts

Kirsty Blackburn / David Amos
+44 113 3501922
<kirsty@iseepr.co.uk> / <david@iseepr.co.uk>

W3C PR Contact

Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

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W3CとFIDO Alliance - パスワード不要の安全なログインが勧告化に Mon, 04 Mar 2019 14:44:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/webauthn/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2019/webauthn/

主要なブラウザやプラットフォームでは、生体認証、モバイル機器、FIDOセキュリティキーによる簡単で安全なログインのための新しいWeb標準のサポートが組み込まれています

Read testimonials from W3C Members

https://www.w3.org/ 2019年3月4日 マウンテンビュー・カリファルニア – W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)FIDOアライアンスは本日、Web Authentication(WebAuthn。以下、Web認証)仕様を正式発表し

ました。この技術は世界中のユーザーにとってWebをより安全に、そしてより使いやすくするための大きな前進です。

 

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W3C WebAuthn勧告により、 FIDOアライアンスのFIDO2仕様 (1) における中心的構成要素であるWeb認証は、シンプルで堅牢な認証を実現するためのブラウザ・プラットフォーム標準となります。それはWindows 10Android、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Apple Safari (preview) などのWebブラウザにおいて既にサポートされています。Web認証により、ユーザーは好みのデバイスを使ってインターネットアカウントにログインすることができます。Webサービスとアプリケーションは、ユーザーが生体認証、モバイルデバイス、FIDOセキュリティキーのいずれか、またはパスワードとの組み合わせによる、はるかに高いセキュリティを利用して簡単にログインができるこの機能を有効にできます ー そして、この機能は必ず有効にすべきです。

Webサービスと各種ビジネスにWeb認証を採用して、Web上のセキュリティを向上させ、脆弱なパスワードやユーザーのセキュリティを向上させる時がきました。W3Cの勧告はウェブ全体の相互運用性のガイダンスを確立し、Webユーザーとユーザーが閲覧するサイトに確実性を備えます。W3Cは最も効率のよい実装を自らのサイトにも適用しています。」と述べています。

W3C CEO (最高経営責任者) のジェフ・ジャフェは

パスワードの盗難、フィッシング、リプレイ攻撃などに対するユーザフレンドリーなソリューション

パスワードの有効性が信頼できるものではないことは広く認識されています。 データ漏洩の81%が、パスワードの盗難のみならず、脆弱もしくは、デフォルトのパスワードの利用によって発生しており、これらは時間と資源の浪費となっています。最近のYubico社の調査によると、ユーザーは年間10.9時間、パスワードの入力や再設定を行っているため、企業の年間平均コストは520万ドルに上ります。 SMSワンタイムコードのような従来の多要素認証(MFA)ソリューションは 別のセキュリティ層を追加しますが、それらは依然として フィッシング攻撃に対して脆弱であり、使い勝手が悪く、オプトインの比率が下がる影響が出ます。

FIDO2とWeb認証によって、グローバルなテクノロジーコミュニティは、共有パスワードの問題に対する共有ソリューションを提供するために協業しました。FIDO2は、従来の認証に関するあらゆる問題に対処しています。

  • セキュリティ:FIDO2の暗号学的ログイン認証情報は、すべてのWebサイトにわたり固有のものであり、バイオメトリクスまたはパスワードなどの秘密はユーザーのデバイスから漏洩することはなく、そしてサーバーに保存されることもありません。このセキュリティモデルは、フィッシング、あらゆる形式のパスワード盗難、およびリプレイ攻撃のリスクを排除します。
  • 利便性:ユーザーは指紋センサー、カメラ、FIDOセキュリティキー、または自分の個人用モバイルデバイスなどの便利な方法でログインします。
  • プライバシー:FIDOで利用されるキー(鍵)は各インターネットサイトで固有のものであるため、サイト間での追跡には使用できません。
  • 拡張性:Webサイトでは、サポートされているすべてのブラウザおよびプラットフォームで、消費者が毎日使用している何十億ものデバイスで、単純なAPIの呼び出しを介してFIDO2を有効にできます。

公式Web標準としてのWeb認証は、Web上の認証を堅牢化するための実用的なソリューションを長年にわたって開発するという業界の協業における頂点です。このマイルストーンの達成により、私たちは、ユビキタスでハードウェアに裏付けされたFIDO認証によってインターネットを利用するすべての人を保護する新たな時代へと移行しています。」と述べています。

FIDOアライアンスのエグゼクティブディレクターであるブレット・ マクドウェルは

はじめに

FIDO2仕様とブラウザ/プラットフォームのサポートを行う準備が整っているサービスプロバイダとベンダに向けて、FIDOアライアンスはテストツールを提供し、認定プログラムを開始しています。現在、さまざまなユースケースをサポートするFIDO2認定ソリューションが多数あり、その中には、既に認定を受けた全範囲のFIDO認証器との完全な下位互換性を担保するため、FIDO2そして以前のすべてのUAFおよびU2FデバイスなどをサポートするFIDO認定ユニバーサルサーバーが含まれます。

FIDO2およびFIDO認定プログラムへの参加に関心のある開発者および製品ベンダーに向けたより多くの資料は、FIDOアライアンスWebサイトでご覧いただけます。

(1) FIDO2は、W3CのWeb認証仕様(WebAuthn)と それに対応するFIDOアライアンスのClient to Authenticator Protocol(デバイス間連携仕様。以下、CTAP)で構成されています。

FIDO Allianceについて

「高速なオンラインID認証」を意味するFIDO(Fast IDentity Online) アライアンス www.fidoalliance.org は、セキュリティと利便性の両立をめざすため、2012年7月に設立されたグローバルな非営利団体です。 堅牢な認証技術に相互運用性が確保されていない状況を改善し、ユーザーが多くの IDとパスワードを覚えなければならないという煩わしさを解消することを目的としています。FIDOアライアンスは、認証におけるパスワード依存を軽減するために、オープンで拡張性と相互運用性のあるシンプルで堅牢な 「FIDO認証」を標準化することで、オンラインサービスの本質に変革をもたらします。FIDO認証はオンラインサービスの利用時に、堅牢でプライバシーが確保された便利な認証を提供します。

W3C (World Wide Web Consortium)について

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)の使命は、世界中の人々にとってWebがオープンでアクセス可能で相互運用可能であることを保証するための技術標準とガイドラインを作成することによって、Webを最大限に活用することです。W3Cは、HTML5、CSS、Open Web Platformなどの広く知られた仕様を開発し、セキュリティとプライバシーに取り組んでいます。これらはすべてオープンで作成され、無料で独自のW3C特許ポリシーの下で提供されます。W3Cは、オンラインビデオをキャプションと字幕でよりアクセシブルにするための作品として、2016年のエミー賞を受賞しました。

「One Web」に対するW3Cのビジョンには、400を超える会員組織と数10の業界部門を代表する何千人もの真摯な技術者が集まっています。W3Cは、米国のMITコンピュータ科学・人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報数学研究会(ERCIM)、日本の慶應義塾大学、中国の北京航空航天大学が共同で運営しています。詳細についてはhttps://www.w3.org/を参照してください。

End Press Release

FIDO Alliance PRコンタクト先

Megan Shamas, Montner Tech PR, +1.203.226.9290
<press@fidoalliance.org>

W3C メディアコンタクト担当

Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

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World Wide Web Consortium (W3C) が国際化の取り組みをさらに強化 Mon, 09 Jul 2018 16:40:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2018/i18n-initiative/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2018/i18n-initiative/

ウェブをさらに進化し, 世界に広めるための新プログラムを開始

Read testimonials from W3C Members

https://www.w3.org/ — 2018年7月9日 – W3C (ワールドワイドウェブコンソーシアム)は本日,  ウェブのさらなる国際化を進めるために, 「国際化イニシアチブ (Internationalization Initiative)」プログラムを開始します.

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W3C国際化 (W3C Internationalization, 以下i18n) 活動は,  アプリケーションや仕様の開発をしており,  あらゆる文化,  地域,  言語のユーザに対して機能,  かつ容易に適合するように設計されている,  W3Cが長年にわたって手がけてきた領域です.  1998年初頭に活動を開始したi18nは,  ワールドワイドウェブそのものを世界規模で拡大するための活動全般を網羅していますが,  W3Cはさらにその活動を強化したいと,  本取り組みを拡大しました.

「ウェブにおいて重要なのは,  それが普遍的であるということです.  そして国際化は最も重要視した活動の一つでした.  例えばある言語が左から右に読む文法であるような異なる文化や言語を,  ウェブ上ではおのおのがそれぞれの言語を使用すべきであり,  これを私は誇りに思っています. 」と,  W3Cディレクターでありウェブ開発者でもあるTim Berners-Leeは話します. 

ウェブの国際化における近年の驚異的な進歩

 

i18nにより,  異なる言語,  スクリプト,  および文化を持つウェブテクノロジーを使用することが可能になります.  i18n活動は,  W3Cのワーキンググループや,  他組織と連携してウェブの国際化を推進しています. 

ウェブコミュニティは,  ウェブの基盤であるUnicodeにアラビア語やヘブライ語などの双方向書き込みシステムをサポートし,  また,  縦書きのテキストや他タイポグラフィのための種々のスタイリング要求項目に対応してウェブを国際化するなど大きな進歩を遂げましたが,  近年とみに使用するシナリオが拡大し, デジタル出版などの新たなアプリケーションが登場するなど,  言語コミュニティにおける国際化への要求項目が増加しています.

現在,  世界中で7,100の言語が話されているという民俗学者の報告がありますが,  W3Techsは,  ウェブ上のコンテンツページには200以上の言語は使用されておらず,  全てのウェブサイトの半分以上は英語を使用しているという調査結果を発表しています.  そして近年のウェブユーザは,  約4分の1のみがオンラインで英語を使用しています. 驚くべきべきそれらのデータは, ウェブが「ワールドワイド」の名前を体現するならば, ウェブは世界中のユーザがそれぞれの言語のコンテンツを利用する時のニーズをサポートしなければならないことを指しています.

W3C CEOのJeffrey Jaffeは, 「スポンサーシップによる資金提供や専門家・ステークホルダーによる, この「国際化イニシアチブ」プログラムへのご支援は,  高度な技術力を持つリーダー,  業界,  出版界,  学者,  政府,  そして全てのウェブコミュニティが, 今後もウェブの未来を作り出すために不可欠な方法なのです. 」と述べます. 

i18nの核である活動を拡大

「国際化イニシアチブ」プログラムにおける下記3項目は,  i18nを継続するための専門家とその活動への資金を募っています.

  • 言語サポートの改善:これをさらに改善することで,  世界中のユーザの慣れ親しんだ組版機能をウェブが提供できるようになり,  長年にわたる印刷の伝統に沿った形でユーザがウェブとやりとりをするようになります.
  • 開発者へのサポート:本開発者は,  システムレベルのツール (ブラウザ, 印刷), ユーザレベルでのツール (エディタ)を開発・実装します.  それに加え,  新分野の技術とツールの国際化要件を満たすための調査も計画しています.
  • 制作者へのサポート:自国語のウェブコンテンツを作成する人々や,  多数の言語でウェブサイトを構築,  または現地語化する企業に,  仕様の指南と訴求活動を行ないます.

主な活動は以下の通りです:

  • ギャップ分析と優先順位の整理;要件の文書化
  • 再調査;ガイドラインとチェックリスト.  構造上のソリューション
  • 指南書; アウトリーチ;チェッカーツール

世界中のコミュニティとつながる創設スポンサー

W3C会員のアリババ株式会社アップルKeio Advanced Publishing Laboratory (APL)Monotype株式会社, The Paciello Groupは,  国際化イニシアチブプログラムの創設スポンサーです.  本プログラムは,  i18n審査委員会の参加,  スポンサーの要求案件やプロジェクトを入れ込むなどの各種メリットがあります.

スポンサーシップに加え,  W3Cは本活動に取り組む人材のお申し出も受け付けています.  自身のコミュニティを代表して国際的なウェブの構築に貢献することは大変重要です.  ウェブ技術の開発者は,  開発内容がウェブ上で第1級の立ち位置を実現するリソースの利用可能性を担保するべく取り組みます.

i18nとは

i18nの使命は,  様々な言語,  スクリプト,  地域,  文化を鑑み,  手法,  各種慣習,  技術,  デザインをW3Cとして採用・調整して,  ワールドワイドウェブへの普遍的なユニバーサルアクセスを可能にすることです.  W3CはこのゴールをW3Cのグループ間の連携,  他組織との調整,  指南書の作成,  諸トピックに関する技術作業そのものを通して多数の方法で追求しています.  i18n CheckerWorld Wide Web 1.0のキャラクターモデルの作業で広く使用されている文書 – 日本語組版処理の要件 (Japanese Text Layout) は高く評価されています.

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)について

W3Cの使命は,  誰もがオープンにアクセシブルに相互運用できるウェブの技術とガイドラインを通し,  ウェブの可能性を地球上のあらゆる場所で最大限に引き出すことです.  オープンウェブプラットフォーム上でHTML5やCSS,  そしてセキュリティ・プライバシーの仕様も含め,  W3CのPatent Policyの元に全てのウェブサイトに対して標準を策定しています.  キャプションと字幕付きのオンラインビデオをよりアクセシブルにするW3Cの技術は,  2016年のテクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しました. 

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が,  W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています.  W3Cは,  米国MIT: Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所),  フランス ERCIM: European Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム),  日本の慶應義塾大学,  及び中国の北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており,  各国にW3Cオフィスを設置しています.  詳細はこちらをご覧ください. 

End Press Release

Media Contact

Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
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W3C - Web Contents Accessibility Guidelines (WCAG)を更新 Tue, 05 Jun 2018 18:24:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2018/wcag21/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2018/wcag21/

モバイルデバイス対応・弱視・コグニティブのための仕様が拡張. 国際的な認知がさらに広がる

Read testimonials about WCAG 2.1

https://www.w3.org/ 2018年6月5日―W3Cは,  国際的に認知されているW3C Web Contents Accessibility Guidelines (WCAG)の仕様の重要な改新を発表しました.  これはデスクトップ,  ラップトップ,  タブレット,  モバイルデバイスへ対応を含んでいます.  WCAG2.1は,  W3C Web Accessibility Initiative (WAI)が長期にわたり開発してきた仕様に基づき拡張され世界各地で使用されており,  障害のある人々がウェブコンテンツにアクセスできるようにしました. 

 

 

W3C CEOのJeffrey Jaffeは下記のように述べています. 「W3CプロセスとWeb Accessibility Initiative (WAI)で活動するマルチステークホルダーが開発したWCAG 2.1は, ウェブデザイナーや開発者が障害者や高齢者ユーザが必要とする仕様を満たします.  Accessibility Guidelines Working Group (AG WG)は,  国際的な取り組みと標準化組織の双方が歩み寄りながら,  当初のスケジュール通りに発表するという快挙を成し遂げました. 」

ウェブサイト開発者がより多くのユーザにアクセスできるように

WCAG 2.1は,  既存するモバイルデバイスへのアクセシビリティの範囲を拡大し,  低視力や認知 (コグニティブ),  および学習障害の分野でさらに多くの仕様を追加しました.

「例えばモバイルデバイスに対しては,  WCAG 2.1はキーボードやマウスとともにタッチ操作のサポートが強化され,  タッチインターフェイスや他デバイスセンサーの意図しない作動を回避するためのガイドラインを加えています.  また低視力対応のためにはコントラスト要件をグラフィックスに拡張し,  テキストやレイアウトのカスタマイズへの適合性を向上させ,  コンテンツへの視覚機能をサポートします.  コグニティブには,  ユーザーインターフェースのパーソナライズを強化のためにコントロールや他のサイト要素の詳細な機能を記述する仕様が追加したことにより,  ユーザーはウェブコンテンツとのやりとりを,  より把握しやすくなります. 」と、Adobe社のアクセシビリティ統括者であるAndrew Kirkpatrick氏が語りました. 

WCAG 2.0のガイドラインを組み入れることで,  失明や低視力,  難聴やヒアリングロス,  制限された動作,  発声障害,  光感受性,  学習障害や認知的制限など,  障害のある人々,  そして全てのユーザーがウェブ上のコンテンツにアクセスしやすくなります. このガイドラインに沿うことは,  ウェブサイトが全てのユーザーにとってより使いやすいものとなるのです. 
 

W3C WAI - テストが可能なアクセシビリティガイドラインの継続

WCAG 2.1は,  2008年12月にW3C勧告として公開されたWCAG 2.0の第1回改訂版です.  本ガイドラインは,  現行のW3C標準技術仕様に合わせて実装可能であり,  技術観点からも中立し,  なおかつ普遍的なアクセシビリティガイドラインに適合しているW3Cのアクセシビリティガイドラインとなりました.  WCAG 2.0は, WCAG 2.1を適用したウェブサイトとの下位互換性を持ち,  W3C勧告に準拠しています.

WCAG 2.0は非常に安定し,  技術にとらわれない標準仕様として設計され,  各種サポート仕様の更新を通じて関連性を保っていました.  WCAG 2.0と同様に,  WCAG 2.1はWAIを継続的に更新できるように変更され,  WCAG 2.1の仕様とWCAG 2.1の技術を含む,  広範囲に渡る実装技術と教材のライブラリも搭載しています.

多くの支持が寄せられた今回の更新は,  全世界的で取組が期待されています

WCAG 2.1は,  アクセシビリティに重点をおいたビジネスや障害者コミュニティ,  研究機関,  教育機関,  そして政府など,  幅広い業界からの支持を受けています.

それに加えW3Cは,   国内および国際地域の標準とポリシーを制定するEuropean Norm (EN) 301 549や,  中国のウェブアクセシビリティ標準も議論しており,  それぞれの団体で独立した更新レビュープロセスを更新しています.

W3C WAIディレクターのJudy Brewerは, 「W3Cは, 全ての組織や個人のウェブコンテンツやアプリケーションでWCAG2.1を使用することを勧め,  新しいポリシーの更新時や開発時にはWCAG2.1を検討して,  障害を持つウェブユーザーやモバイルユーザーのニーズに対応することを奨励します.  私たちは,  将来の国際的なアクセシビリティガイドライン策定への開発も進めてゆきます. 」と語っています.

WCAG 2.1は,  W3C WAIで安定して発展している高品質なアクセシビリティガイドラインの一部であり,  Authoring Tool Accessibility Guidelines (ATAG) 2.0User Agent Accessibility Guidelines (UAAG) 2.0も含んでいます.  これらのガイドラインとWCAG 2.0, WCAG 2.1仕様はこちらをご覧下さい.
 

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)について

W3Cの使命は,  誰もがオープンにアクセシブルに相互運用できるウェブの技術とガイドラインを通し,  ウェブの可能性を地球上のあらゆる場所で最大限に引き出すことです.  オープンウェブプラットフォーム上でHTML5やCSS,  そしてセキュリティ・プライバシーの仕様も含め,  W3CのPatent Policyの元に,  全てのウェブサイトに対して標準を策定しています.  キャプションと字幕付きのオンラインビデオをよりアクセシブルにするW3Cの技術は,  2016年のテクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しました.

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が,  W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています.  W3Cは, 米国MIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所), フランスEuropean Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム),  日本の慶應義塾大学,  及び中国の北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており,  各国にW3Cオフィスを設置しています.  詳細についてはこちらをご覧ください.

WAI (Web Accessibility Initiative)について

WAI (Web Accessibility Initiative)は,  世界各地の組織と協力して障害者や高齢者のためのウェブアクセシビリティを向上させるW3C内のアクセシビリティのプログラムです.  W3Cのアクセシビリティでは,  ウェブテクノロジーのアクセシビリティサポート,  アクセシビリティガイドライン作成,   改善された評価ツールをサポートするリソースの開発,  教育とアウトリーチのためのリソースの開発,  ウェブの将来のアクセシビリティに影響を与える可能性のある研究開発組織と議論,  国際的なウェブアクセシビリティ基準の調和を促進するなど,  多岐にわたって活動をしています.   WAIは米国保健福祉省の国立障害研究所 (National Institute on Disability), Independent Living, リハビリテーション研究所 (NIDILRR), EUの情報社会技術プログラム, Bocoup, Hewlett-Packard, IBMなど各組織からもサポートを受けています.  詳しくはこちらをご覧下さい.

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Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

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ウェブ認証が、さらにシンプルで強力なステージのマイルストーンに到達 Tue, 10 Apr 2018 18:43:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2018/webauthn-fido2/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2018/webauthn-fido2/

FIDO2プロジェクト ー 世界中のウェブユーザーを保護するため、 Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefoxとともに、フィッシング耐性が高く、強力な認証方式を備えるユビキタスな新時代を先導

Read testimonials from W3C Members

https://www.w3.org/ and Mountain View, Calif. 2018年4月10日: FIDOアライアンスWorld Wide Web Consortium (W3C) は、より簡単で強力なウェブ認証を実現するための取り組みにおいて、 FIDOアライアンスからW3Cに提出されたWeb Authentication (WebAuthn)の仕様を勧告候補 (CR: Candidate Recommendation)に進めました。本CRは、 30 を超えるW3C会員組織から組成されてい るWeb Authentication Working Group (以下WG)が作成した仕様です。CRはウェブ標準の最終形である勧告 (REC: Recommendation)の一つ前の段階であり、W3Cは WebAuthnのウェブ上での実装を推進しています。

 

illustration of the authentication with fido2

 

WebAuthnは、ブラウザや関連するウェブプラットフォーム基盤に組み込むことのできる標準のWeb APIを定義しており、ウェブ、ブラウザ、およびウェブサイトやデバイス間で安全に認証する新方式をユーザーに提供しま す。これはFIDOアライアンスと協働で開発されたもので、FIDO のClient to Authenticator Protocol (CTAP)FIDO2プロジェクトの 中核を成す構成要素です。CTAPを使用することで、セキュリティキーや携帯電話などの外部認証器は、USB、BluetoothまたはNFCを介して、ローカルの強力な認証資格情報をユーザーのデバイス (パソコンや携帯電話)と通信ができます。FIDO2の仕様により、ユーザーはフィッシング耐性のある セキュリティを備えたデスクトップ、あるいはモバイルデバイスで簡単にオンラインのサービスを認証できます。

FIDOアライアンスのエグゼクティブディレクターであるブレット・マクドウェル氏は、「本日発表された新しいFIDO2仕様と、それをサポートする主要ブラウザの取り組みは、全てのプラットフォームやデバイス間でFIDO認証が不偏のものとして存在する第一歩を踏み出したことを示しています。データの侵害とパスワードなどの資格情報の盗難は増加し続けていま したが、これからサービスプロバイダは、脆弱なパスワードやワンタイムパスコードに頼ることなく、全てのウェブサイトやアプリケーションで フィッシング耐性を持つFIDO認証を実装する時が来たのです。」と語りま した。

Google、Microsoft、Mozillaは、それぞれのブラウザでWebAuthnのサポー トを明言し、Windows、Mac、Linux、Chrome OS、Androidの各プラットフォームで実装を開始しました。 WebAuthnCTAP双方の仕様は 公開されており、ウェブデベロッパとベンダは次世代のFIDO認証をそれぞれの製品やサービスに組込むことができます。

W3C CEOのJeffrey Jaffeはこう述べます。「ウェブ上のセキュリティは、 長い間、ウェブが社会にもたらす多くの良い貢献を妨げて来た課題でした。 その問題は多く、全てを解決するのは難しく、パスワードに頼ることは最も弱い防御の一つでした。今回発表されたWebAuthnのマルチファクタソリューションは、この弱さを排除しています。WebAuthnは、人々がウェブ にアクセスする方法を変えるのです。」

FIDO2のWebAuthn推進はW3Cの標準化プロセスに沿っており、主要なブラウザベンダでの実装は、インターネットを使用する全ての人にとって、ハードウェアに裏打ちされたFIDO認証保護の新しい時代を開くものです。

フィッシングや中間者攻撃、盗難された資格情報の乱用など、パスワードに関連するリスクから自分自身や、顧客を守らなければならない企業や オンラインサービスプロバイダは、ブラウザを介して動作する標準ベース の強力な認証をすぐに導入することができ、またそれは、各種認証器を介して送信もされます。FIDO認証を導入することにより、 オンラインサービスでは、携帯電話やセキュリティキーなど、ユーザーが毎日使う機器から、相互運用が可能なエコシステムからオプションを選択することができるようになります。

世界中の規制当局や標準化団体によって参照されているFIDO認証の範囲は、ブラウザやオペレーティングシステムでの新しいFIDO2仕様の標準化により、さらに拡大します。これはすでに数億のデバイスで利用されており、Facebook、NTT DoCoMo、Bank of America他など多くの企業の各サービスを通して、35億人以上のユーザーが恩恵を受けています。この新しい仕様は、既存のパスワードレスFIDO UAFとFIDO U2F対応認証のユースケースを補完し、FIDO認証の可用性を拡大します。FIDO2ウェブブラウザとオンラインサービスは、以前認定されたFIDOセキュリティキーと完全な下位互換性を有しています。

FIDOはまもなく相互運用性テストを開始し、FIDO2仕様に準拠したサーバ、クライアント、認証器に対して認証証を発行します。適合テストツールは、 FIDOのウェブサイトで入手できます。さらに、FIDOは全てのFIDO認証器の形態 (FIDO UAF、FIDO U2F、WebAuthn、CTAP)と、相互運用可能なサーバ用の新しいUniversal Server認定を導入する予定です。

WebAuthenとFIDO2プロジェクトの利点

W3C WebAuthn APIは、ブラウザ及び関連ウェブプラットフォーム基盤に組み込むことができる標準のWeb APIです。サイトごとに強固でユニークな公開鍵ベースの認証情報を使用できるため、あるサイトから盗まれたパスワードを別のサイトで使用するリスクを排除できます。FIDO Authenticatorを搭載したデバイスにロードされた、ブラウザで実行されているウェブアプリケーションや、パブリックなAPIを簡単に呼び出すことが でき、パスワード交換の代わり、あるいはサービスに多くの利点をもたらす暗号操作による、より簡単で強力なFIDO認証をユーザとプロバイダに提供します。

  • 簡単な認証: ユーザーは、以下を使用して一手間で簡単にロ グインができます:
    • パソコン、ラップトップ、モバイルデバイス機器の内部、あるいは内臓のAuthenticator (指紋や顔のバイオメトリクスなど)
    • FIDOアライアンス開発のCTAP (WebAuthnを補完する外部認証者向けのプロトコル)を使用した、デバイス間認証用のセキュリティキーやモバイルデバイスなどの外部認証ツール
  • 強力な認証: FIDO認証は、パスワードや関連する認証形式のみに依存するよりはるかに強力です:
    • ユーザーの資格情報と生体認証のテンプレートは、ユーザーのデバイスから離れることはなく、決してサーバに保存されませ ん
    • アカウントは、盗まれたパスワードを使用するフィッシング、中間者や再攻撃から保護されています
  • ウェブデベロッパ向けに: FIDO のウェ ブページからFIDO認証を有するアプリケーションやサービス作成を開始することができます

FIDOアライアンスとは

FIDO (Fast IDentity Online)アライアンスは、2012年7月に、"一人のユーザーが複数のユーザ名を持ち、パスワードを作成し、記憶する"という一連の動作における強力な認証技術間に欠如していた相互運用性を解決するため結成されました。同組織は、パスワードの信頼性を低下させるオープンでスケーラブル な相互運用が可能なメカニズムセットを定義する、より簡単で強力な認証のための標準化を進め、認証そのものの性質を変えており、FIDO認証は、 より強力に、プライベートに、オンラインサービスを認証するための運用を提供しています。

ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム (W3C)とは

W3C(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)は、ウェブ標準化の開発を目的とし、会員組織、フルタイムスタッフ、および公的団体が連携する国際的なコンソーシアムです。W3Cは、ウェブの長期的な成長の確保を目的としたウェブ標準およびガイドラインの作成を通じ使命に尽力し、現在、470を超える組織が、本コンソーシアムの会員として参加しています。W3Cは、日本の慶應義塾大学、米国MIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所)、フランスEuropean Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム)、および中国北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており、各国のW3Cオフィス各国にW3Cオフィスを設置しています。詳細はhttp://www.w3.org/をご覧ください。

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FIDO Alliance PR Contacts

Mike Smith or Adrian Loth, Montner Tech PR <fidopr@montner.com>
+1.203.226.9290 (US, Eastern Time)

W3C PR Contact

Amy van der Hiel, W3C Media Relations Coordinator <w3t-pr@w3.org>
+1.617.253.5628 (US, Eastern Time)

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W3C – Encrypted Media Extensions (EME)を勧告 Mon, 18 Sep 2017 13:29:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/eme-recommendation/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/eme-recommendation/

EMEは、相互運用性、優れたプライバシー、セキュリティ、アクセシビリティ、およびウェブ上の映画を見る際のユーザ体験を可能にします

Read testimonials from W3C Members and Related Organizations

https://www.w3.org/ — 2017年9月18日 – ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム (W3C) は、ウェブのメディア やエンターテイメントをファーストクラスのプラットフォームとするため に、EME をW3C勧告・標準とします。EMEは、すべての主要なプラットフォーム でシームレスに動作する、ウェブブラウザで保護 (暗号化) されたコンテ ンツをプラグインせずに再生可能にするアプリケーション・プログラミン グ・インターフェース (API) です。W3C Media Source Extensions (MSE) はストリーミングビデオ用のAPIを提供し、EMEは暗号化されたコンテンツ を処理するためのAPIを提供します。MSEとEMEの組み合わせは、ウェブデベ ロッパがウェブ上で商用品質のビデオを配信するためのプラグイン使用を 不必要とする、最も一般的な方法です。

 

illustration of movies on the Web showing a ticket

 

W3C プロジェクト・リードのPhilippe Le Hegaretは「EMEは既に、Google、Microsoft、Netflix、Mozilla、Apple、 CabeLabs、Adobe社など主要組織の間でW3Cの幅広い共同作業の結果として ウェブブラウザを通して広く採用されています。」と語ります。

ウェブ上での映画やテレビ番組の視聴は、煩雑で不安定な設定からオー プンウェブプラットフォームのセキュリティに移行しました。EME APIをオー プンウェブと統合することにより、ウェブブラウザは保護されたコンテン ツを再生できるソフトウェアとのやりとりができます。

EMEのユーザーメリット

EMEは、相互運用性、優れたプライバシー、セキュリティ、 アクセシビリティ、およびウェブ上の映画を見る際のユーザ体験を可能に します。

Hegaretは、「EMEの仕様は、ユーザのセキュリティ とプライバシーを重視して開発されました。ウェブ上で暗号化されたビデ オを視聴する以前の方式と比べ、EMEはすべてのやりとりがブラウザ内で完 結するという利点を持ちます。EMEは、暗号化されたビデオとの対話の責任 をプラグインからブラウザに移行します。これは本当のユーザエージェン トとして機能しています。」と続けます。

ブラウザのコントロール内でセキュリティのやりとりを 保持するのは、EMEの重要な特徴です。EMEの勧告は、ネットワーク攻撃、 不正なトラッキング、デバイス側のユーザ情報の侵害などのセキュリティ およびプライバシー侵害の脅威を軽減することを重要視しています。EME開 発中の幅広いレビューのおかげで、すべてのセキュリティとプライバシー 案件は現在、個別のセクションに記載されています。またEME仕様では、実 装時にウェブのセキュリティとプライバシーを強化するために、すべきこ との明確なロードマップを記述しています。

歴史的にもプラグインはウェブで機能が利用できな い時に使用されてきました。オープンウェブプラットフォームの実装は、 これらのプラグインを一つ一つ削除してきました。いくつかのサイトは既 にプラグインからEMEに移行しており、この標準はサイトの移行にプラスの 効果をもたらしています。ウェブは、ビデオを再生するためのプラグイン のインストール方法が過去の方法であるもの、として改善されました。す べてのインタラクションをブラウザに移動することで、プラグインのセキュ リティの脆弱性が保護されます。同様に、ウェブデベロッパは、もはやプ ログラミング環境を外部のプラグインで必要とする独自のツールを使用す る必要がありません。ウェブデベロッパは彼らのウェブアプリケーション を開発し、ウェブに実装します。

EMEは、ユーザが保護されたコンテンツとのやりとり をより詳細にコントロールできますが、Digital Rights Management (DRM)の作成や強制をしません。これは特定のContent Decryption Module (CDM) の実装を矯正するものではなく、Clear Key共通鍵システムがサポー トされているだけで、ブラウザには共通の基本レベルの機能が提供されて います。EMEの利点は、オープンソースとフリーソフトウェアのブラウザで 実装できることです。またすべてのW3C勧告と同様、EMEの実装は任意です。 オープンウェブプラットフォームの拡張機能としてEMEはHTML準拠を要せず、 ブラウザは実装するか否かの選択肢を持ちます。こういった場合では、ブ ラウザは非暗号化されたコンテンツをサポートする完全な機能を備えてい ます。

EMEは、アクセシビリティ情報の送信や制御を妨げ ないレベルの操作により、既存のメカニズムとは対照的に、暗号化された オンラインビデオのアクセシビリティを向上させます。これは保護された コンテンツを再生する機能を分離し、オープンウェブプラットフォームに 統合することで実現されました。W3C標準の開発では、アクセシビリティに 対する潜在的な障壁とアクセシビリティサポートに対する新たな機会を特 定するために、アクセシビリティのレビューが含まれます。W3Cの分析とテ ストには、キャプションへのアクセス、トランスクリプト(代替コンテン ツ)やビデオのオーディオ情報になんの障壁も示しませんでした。EMEに準 拠したアプリケーションは、アクセシビリティ情報が明確に伝わるように なっています。暗号化されている場合は、プライマリビデオファイルとと もに復号化されます。含まれているすべての機能がHTML仕様、あるいはそ の拡張機能の一部によって提供され、オープンウェブプラットフォームの 現在および将来のアクセシビリティ拡張機能を使用することができます (詳しく はEME and Accessibilityを参照)。

ブラウザ間のEMEの実質的な相互運用性は、本仕様開発の 一環として実証されています。EMEは、多くのブラウザ間でビデオコンテン ツのシームレスな再生を保証するだけでなく、最新のウェブスタック全体 の優れた最先端モデルから利益を得ています。

さらに詳しい技術的仕様は、  Director's disposition of comments and decision on EME と  EME Backgrounder () をご覧ください。

EME W3C勧告化への討論

EMEをW3C勧告とするため、6年に渡るマルチステークホルダーの取り組 みとウェブコミュニティでの幅広い技術的作業、そしてオープンな議論の 元、W3CディレクタのTim Berners=Lee卿が決定を下しました。

Berners=Leeはこう述べます。「暗号化されたコンテン ツを見るならば、アプリケーションをダウンロードするより、セキュリティ とプライバシーが提供されるブラウザ内が安全です。ユニバーサルなウェ ブは、オーディオ、ビデオ、テキスト、インタラクティブ、地図、グラ フィックスなど全種類のコンテンツを持たねばなりません。何点かは無料 であったり、何点かは有償であったりします。コンテンツを製作するため に膨大なコストを要する制作者が、保護なしで制作物を展開する準備が整っ てないないことはもっともでしょう。非暗号化を使用する場合のEMEの利点 は、典型的なDRMとは異なり、ユーザはアタックから保護されているという ことです。」

EMEをW3C勧告とすることに反対意見もありますが、 W3Cはウェブ上でビデオを見たい何億人ものユーザ – クリエイターからの 著作権保護要件がある – が、安全でなおかつウェブフレンドリーな方法で 視聴することができると判断しました。7月中旬に発せられた抗議に対し、 W3Cの 抗議に対 するプロセスを通して9月中旬に締め切られたW3C会員の投票では、 W3C会員の108組織がディレクターが決定したEMEのW3C勧告の存続を支持、 57組織が反対、20組織が白票投じました。W3C CEO の ブログを参照下さい。

ストリーミングサービスの利用は、世界中で飛躍的に増加しており、 現在何百万者ものユーザが、加入者ベースのサービスを展開している Netflixや暗号化されたビデオコンテンツの視聴をすることの恩恵を受け ています。

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)について

W3Cは、地球上あらゆる場所で誰もがオープンにアクセシブルに、そして相 互運用ができるウェブの技術標準とガイドラインを策定するため、ウェブの可 能性を最大限に引き出すことを使命に掲げており、HTML5やCSSなど、全てのウェ ブサイトを構築する基盤技術を標準化しています。 キャプションと字幕付きオ ンラインビデオをよりアクセシブルにするW3Cの技術は、2016年のテクノロジー &エンジニアリングエミー賞を受賞しました。

400を超える 会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」 を創り上げています。W3Cは、米 国MIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ 工科大学計算機科学人工知能研究所)、フラン スEuropean Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソー シアム)、日本の慶應義塾大 学、及び中国の北京航空航天大 学 (Beihang University)により共同運営されており、各国にW3Cオフィスを設置してい ます。詳細についてはこち らをご覧ください。

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W3C Publishing Summit初開催 Thu, 17 Aug 2017 15:24:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/publishing-summit-2017/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/publishing-summit-2017/

https://www.w3.org/ — 17 August 2017 — W3C (World Wide Web Consortium)は、W3C Publishing Summitのプログラムを公開しました。本Summitは米カリフォルニア州・サンフランシスコにおいて2017年11月9日・10日に開催されるもので、インターネットの先駆者の一人であり未来を語るTim O’Reilly氏とアドビ社CTOのAbhay Parasnis氏の基調講演で幕開けします。

 

openweb quote illustration

 

パブリッシングとウェブは数え切れない方式で相互運用しています。学校から図書館へ、デザインからアーカイブへ、メタデータから人工知能分析へ。本Summitは、全てのタイプの出版社がいかにして近年のEPUBを含むウェブ技術を、よりアクセシビルにグローバルに機動力を持たせ、さらに効率的に使用できるようにするかを議論します。これはIDPFがW3Cと合併してからの初めてのSummitであり、IDPFコミュニティの継続性を示すだけでなく、ウェブとパブリッシングの合致性をもはっきりと示しています。

  • MozillaのJen Simmons氏は、まさに今進行中のウェブ技術を利用したデジタル出版物のスタイリングを紹介します。
  • デザインのエキスパートであるLaura Brady氏、Iris Febre氏、そしてNellie McKesson氏は、電子書籍を製作しパブリッシングワークフローを自動化する際に、まずリーダーを置くことを説明します。
  • 本Summitには、リーディングシステムクリエイターのMicah Bowers氏 (Bluefire社)、EPUBのパイオニアであるGeorge Kerscher氏 (DAISY)、Garth Conboy氏(Google社)も登壇します。
  • また、パブリッシングとデジタルコンテンツの全域を網羅した各シニアリーダーがスピーカーとして壇上に上がります。
  • メディアドゥ 代表取締役社長 藤田恭嗣
  • Ingram/Vital Source SVP Product and Strategy Rick Johnson
  • Macmillan Learning COO Ken Brooks
  • Penguin Random House VP Liisa McCloy-Kelley
  • 楽天Kobo
  • NYPL (The New York Public Library)
  • University of Michigan Library/Publishing
  • Wiley
  • Hachette Book Group
  • Editis
  • EDRLab
  • W3C CEO Jeffrey Jaffe 他

本Summitは、バーリンゲームのハイアットリージェンシー・サンフランシスコエアポートで開催され、一般の参加者も受け付けています(登録サイトはこちら)。

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)について

W3Cは、地球上あらゆる場所で誰もがオープンにアクセシブルに、そして相互運用ができるウェブの技術標準とガイドラインを策定するため、ウェブの可能性を最大限に引き出すことを使命に掲げており、HTML5やCSSなど、全てのウェブサイトを構築する基盤技術を標準化しています。 キャプションと字幕付きオンラインビデオをよりアクセシブルにするW3Cの技術は、2016年のテクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しました。

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています。W3Cは、米国MIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所)、フランスEuropean Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム)、日本の慶應義塾大学、及び中国の北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており、各国にW3Cオフィスを設置しています。詳細についてはこちらをご覧ください。

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Backgrounder W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム) Encrypted Media Extensions (EME) の背景 Thu, 06 Jul 2017 15:38:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/eme-backgrounder/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/eme-backgrounder/

この背景を説明する文書は、コンテンツ暗号化システムの発見、選択、および情報交換に使用される一般的なAPIである、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアムのEncrypted Media Extensions(EME)に関する作業についての情報を提供します。この公開文書は、2016年3月のEMEファクトシートの追加と更新を行います。

はじめに

W3CでのEncrypted Media Extensions(EME、暗号化メディア拡張)の作業は、高度な採択と実装を受け入れています。この仕様には、従来の方法に比べて多くの技術的利点があります。しかし、作業について論争がありました。

2013年、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアムの会員は、ウェブ上で暗号化された音声や映像を再生できるようにするためにウェブアプリケーションがコンテンツ保護システムと情報交換できるようにするアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)、Encrypted Media Extensionsの作業を開始しました。

W3CでのEME作業の理論的根拠

HTML5とウェブ上の暗号化された映像

HTML5は<video>要素を追加することで最高級の映像サポートを導入しました。HTML 5.0の最初の草案は2008年に公開されました。HTML 5.0はウェブプラットフォームで直接映像の再生制御を可能にしました。この追加より前には、開発者は映像を表示するためにブラウザでのプラグインに依存する必要がありました。これは、ユーザがブラウザ内で実行するために追加のアプリケーションをインストールする必要があることを意味していました。プラグインは、映像、アニメーション、マイク・カメラアクセス、音楽などに使用されていましたが、ウェブプラットフォームによってこれらのプラグインが次々に排除されています。最も人気のあるプラグインは、暗号化された映像コンテンツを再生するために独自のDRMシステムを組み込んでいました。しかし、このプラグインは、別のコンテキストで、ブラウザーのセキュリティ制御の外側で実行されました。Open Web Platformが機能を獲得するにつれて、ウェブサイトはプラグインの依存から脱却できました。

W3CでのEME作業の理論的根拠

何億人もの人々がウェブ上で映画を見たいと思っており、ほとんどの映画会社は、オンラインで合法的に利用できるようにする場合に、その映像を暗号化する必要があると規定しています。一部のW3C会員は、W3Cに対して、どのように暗号化された映画がウェブ上で最良で安全に表示されるかを検討するように要請しました。

結果としてW3CディレクタであるTim Berners-Leeは、EMEがウェブの範囲内にあると判断し、W3Cは(別のダウンロード可能なアプリではなく)どのようにブラウザでEME技術が実行できるか、そしてオープンな方法で、アクセシビリティ、セキュリティ、プライバシーを考慮して製作することができるかを調査し始めました。

EMEと映像ストリーミングの幅広くかつ増加する利用

ウェブ上の映画は、現代の生活の中で重要な要素となっており、私たちの文化の重要で、創造的かつ魅力的な側面があります。映画ストリーミングサービスの利用は世界中で増加しています。2017年には、有料・無料の映像ストリーミングを利用しているアメリカ人の数がDVD、ダウンロード、またはケーブルテレビの利用を初めて上回り像トラフィックはすべての消費者インターネットトラフィックの2016年での73%から2021年までに82%になると推定されています。ストリーミングサービスの利用は世界中で急激に増加しています。何億人もの加入者がすでにNetflixなどのサービスでEMEを使用しています。2016年には、9380万人のNetflix加入者2017年第1四半期末の会員数は9875万人が存在し、4月には1億人が発表されました。

EMEは、Google、Microsoft、Netflix、Apple、CTA、MPAA(Disney、Fox、NBCUniversal、Paramount、Sony Pictures、Warner Broのスタジオを含む)などの主要企業の幅広い共同作業の成果であり、Google Chrome、Apple Safari、Mozilla Firefox、Opera、Microsoft Edgeなどのブラウザ間で重要な実装があります。

EMEの利点

Encrypted Media Extensions(EME)は、相互運用性、優れたプライバシー、セキュリティ、アクセシビリティ、およびウェブ上の映画を見る際のユーザ体験を可能にします。

セキュリティとプライバシー

この仕様の目的は、ネットワーク攻撃、追跡、およびユーザデバイスに格納された保護情報から、ユーザを保護することです。仕様の導入セクションでは、EMEに関するセキュリティとプライバシーの脅威と懸念の緩和の重要性について、実装者の注意を喚起しています。例えば、適合するCDM実装は、ネットワークリソース、ストレージ、CDM状態以外のユーザーデータおよび永続データ、または映像再生に必要のないハードウェアコンポーネントにアクセスすることを禁止するなど、EMEにおいてさまざまな方法で制限されています。CDMはまた、永続データを消去する機能も提供しなければなりません。キーシステムとそのCDM実装のセキュリティとプライバシーの特性の知識なしで、セキュリティとプライバシーの要件を満たすことはできません。サードパーティのCDMを利用するブラウザは、禁止された情報およびコンポーネントにアクセスすることなく、制約された環境(例えば「サンドボックス」)で実行することを保証できます。それ以外の場合、ブラウザは、CDMを読み込みまたは起動する前に、ユーザに十分な情報が提供されていること、および/または明示的な同意が得られていることを確認することが望ましいです。

Firefoxブラウザはすでにサンドボックスを使用しておりCDMを無効にして将来の更新をオプトアウトするかどうかの選択をユーザに可能にしています。Chromeもまた、CDMを無効にするためのオプションを提供しています(Chrome→設定→詳細設定→プライバシーとセキュリティ→コンテンツの設定→保護されたコンテンツ)。

EMEの実装に準拠することで、ユーザを保護し、ネイティブプラットフォームの選択肢よりも優れたプライバシーとセキュリティのモデルを提供します。しかし、現在のソフトウェアアーキテクチャ、特に非公開のCDM実装では、この仕様は技術的にユーザーを完全に保護することはできません。それにもかかわらず、仕様は、これらの保護に対する明確な期待を設定しています。

オープンソースのEME

EMEは特定のCDM実装を一切強制しないため、仕様自体はオープンソースおよびフリーソフトウェアプロジェクトで実装できます。EMEは、クリアキー共通キーシステムのサポートに共通ベースラインレベルの機能を提供することを強制しますが、そのシステムはオープンソースで実装することもできます。EME仕様は、フリーソフトウェアプロジェクトにより適したシステムを含む将来のCDMシステムも可能にします。

さらに、すべてのW3C勧告と同様に、実装は自由です。 Encrypted Media Extensions仕様は、Open Web PlatformおよびHTML仕様の拡張であり、より正確にはHTMLMediaElementインターフェイスです。つまり、名目上はEMEのブラウザサポートがオプションであることを意味します。ブラウザが暗号化メディアをサポートしない場合、暗号化されたメディアを再生することはできませんが、HTML準拠のためにEMEは必要ありません。そのようなブラウザは、DRMで保護されないコンテンツをサポートする困難はありません

プラグインからの脱却

前述のように、Open Web Platformで利用できなかった機能、例えば、グラフィックAPI、カメラ・電話アクセス、音声・映像、保護された映像コンテンツ、または高速アニメーションなどにプラグインは歴史的に使用されてきました。これは、たとえ暗号化された映像がない、または映像が一切ないときでさえ、Adobe FlashやMicrosoft Silverlightを使用するすべてのページでDRM関連のコードが読み込まれていたことを意味していました。私たちは、開発者やユーザにとってより良い体験を提供するためにExtensible Webの目標に従って、Open Web Platformの機能を改善に取り組んできました。開発者にとって、外部のプラグインプログラミング環境は一般に、アプリケーションを作成するためのプロプライエタリなツールが必要であり、Open Web Platformや最新のウェブスタック全体の高速サイクルに比べて固有の開発ロードマップに委ねられます。Canvas APIMedia Capture and StreamsWebRTCは、すべてOpen Web Platformの拡張です。

EMEを拡張として開発することにより、W3Cは解読技術へのアクセスを読み込むページ数を削減しています。EMEは、すべての情報のやりとりがウェブブラウザ内で発生し、プラグインまたはサードパーティのアプリケーションからブラウザへの情報のやりとりの責任を移転するという利点があります。EME APIは、ブラウザ自体のDRMとのやりとりを軽減し、サードパーティのDRMシステムからのアクセスを制限し、セキュリティ上の脆弱性や機密ユーザデータの漏洩を減少させます。

アクセシビリティ

EMEは、多くの既存の仕組みとは対照的に、アクセシビリティ情報の伝達や制御を妨げないレベルでの操作により、暗号化されたオンライン映像のアクセシビリティを向上させます。これは、EME仕様の保護された映像コンテンツの再生機能を分離し、Open Web Platformに統合することで実現します。我々のEMEの分析とテストでは、キャプション、トランスクリプト、または映像の音声解説へのアクセスに障壁がないことが示されています。EMEに準拠したアプリケーションは、アクセシビリティ情が明確に伝達されるか、暗号化されている場合、主要な映像ファイルと共に復号化されるかのいずれかであることを保証します。さらに、異議申し立てで提起された特定の問題については、アクセシビリティに不可欠な多くの映像機能がOpen Web Platformに提供されます。例えば、映像コントロールへのアクセス、時間スケールの変更、代替コンテンツの検出と有効化・無効化、補助スクリーンの使用は、HTML仕様またはHTMLの拡張によって提供される全部の機能です。Open Web Platformのこれらおよび将来のアクセシビリティの強化を利用できます。

具体的には、EMEとアクセシビリティをお読みください。

Open Web Platformとの適切な統合

W3CのMedia Source Extensions(MSE)はHTMLMediaElementを拡張し、メディアのソースをより細かく制御し、映像の「チャンク」から再生し、アダプティブストリーミングやタイムシフトなどの技術を可能にするAPIです。コンテンツ配信をネットワーク条件およびその他の要件に適合させることを可能にするために、EMEは、MSE実装によって提供されるメディアストリームの再生と連携します。

MSEと共に、EMEは、HTML5だけでなくTTML(W3Cが2016年にエミー賞を受賞)やその他の仕様を含む、メディアチューニングに関するW3Cのより大きなビジョンのほんの一部です。HTML5が基礎となるOpen Web Platformには、CSS、DOM、SVG、Web APIも含まれています。

これらの仕様はすべて、開発者があらゆるデバイスで利用可能な膨大なデータストアによって強化された豊富でインタラクティブな体験を構築できる、オープンでロイヤリティフリーな技術です。

相互運用性

仕様の開発中に提供された実装レポートは、すでにブラウザ間の実質的な相互運用性を実証しました。ウェブアプリケーションは現在、使用中のキーシステムやフォーマットの事前知識なしで、複数のCDM実装を巧みに利用できます。 使用している映像形式がMP4かWebMか、またはキーシステムがcencかWebMかに関係なく、ウェブアプリケーションに対して透過的です。これにより、ウェブ開発者の作業が簡略化され、より高いレベルの相互運用性が保証されます。

EMEの技術

ブラウザ

ウェブサイトは、ブラウザでサポートされているDRMに準拠する必要がありますサイトごとに異なるプラグインをインストールする必要はありません。ブラウザは、ブラウザに統合されたDRMに関するユーザのセキュリティとプライバシーを管理することが求められています。ある場合には、ブラウザを制御する独自のDRMが組み込まれることがあります。別の場合では、ブラウザがユーザのセキュリティとプライバシーに関する規定を含むことが望ましいDRMプロバイダーとの契約を締結する、またはブラウザがユーザのオペレーティングシステムによって提供されるプラットフォーム機能を使用します。ブラウザはおそらくこれからプラグインを完全に無効にし、セキュリティとプライバシーをさらに向上させます。ブラウザメーカーは、製品を安全に保つために自社製品の独立したセキュリティレビューを奨励し、それに報いるという素晴らしい実績を持っています。

バッテリー

一部のプラットフォームでは、ハードウェア映像デコーダーを使用するため、ユーザはバッテリーの消耗を抑えた、より高品質でスタッターのない映像を楽しむことができます。

クリアキー

EME APIは、付加価値の高い映像用の複雑なDRMシステムだけでなく単純なクリアなキー解読で、ブラウザにおける情報のやりとりを可能にします。

EMEはDRM機能を定義しませんが、仕様は、EMEをサポートするすべてのブラウザが、仕様で強制される唯一の復号化であるクリアキーを実装しなければならないよう強制します。DRMに必要な暗号化の閉鎖性が原因で、フリーソフトウェアでは完全に機能するEMEを実装することは不可能ですが、クリアキーシステムは、コンテンツを復号化するために暗号化されていないキーを使用し、追加のクライアント側のコンテンツ保護は必要ありません。クリアキーはDRM技術とはみなされませんが、それにもかかわらずEMEでは復号化に使用される可能性があります。

前方互換性

EMEは、暗号化された映像コンテンツの再生を制御するためのウェブアプリケーション用インターフェイスです。ライセンス・鍵交換はアプリケーションによって制御され、さまざまなコンテンツの復号化および保護技術をサポートする堅牢な再生アプリケーションの開発を容易にします。この仕様は、コンテンツ保護やデジタル著作権管理システムを定義するのではなく、代わりに単純なコンテンツ暗号化システムと同様なそのようなシステムの検出、選択、および情報交換に使用できる共通APIを定義します。よって、既存のおよび将来のコンテンツ保護システムに対して確かではありません。

EME、DRM、ポリシー

DRMに関するEMEの影響とその法的な含意に関するいくつかの懸念がありました。

EMEとDRM

DRMは、映像や他のメディアが不正な方法でコピーまたは再生されないようにするためによく使用されます。DRMの迂回を防止する法律は、米国のDMCA欧州連合の著作権指令WIPO条約など世界中の多くの国に存在しています。これらの法律は、著作権侵害や不正使用がなくても、その迂回防止がセキュリティ研究や相互運用性を制限するなど、著作権そのものよりも幅広いことがあります。

一部の人々はDRMをどんな形でも受け入れないので、ウェブ上で暗号化された映画を見やすくするためのEMEに反対していました。しかし、EMEを阻止しても、暗号化されたコンテンツがウェブ上で作成または使用されるのを防ぐことはできません。閉鎖的なアプリやデバイスに暗号化されたコンテンツを追い払うだけです(On EME in HTML5も参照ください)。EMEを使用すると、ブラウザ内で情報のやりとりが発生します。

EME APIはDRM機能を定義しません。EMEは、DRM自体を含まないディスカバリー・フックのみを標準化します。ユーザは、EMEによって公開されるDRMを禁止する(およびオプトアウト機能とともに、暗号化されたコンテンツとのネゴシエーションを完全に禁止する)能力があります。使用するかどうかの選択は自由です。他のシステムよりも大幅に改善されています(詳細についてはEMEに関する2016年のファクトシートを参照ください)。よって、EMEの実装を強制させられるブラウザはなく、ユーザは暗号化されたコンテンツと情報交換をする必要はありません。

人々の中には、EMEの勧告が、迂回防止規程の使用にW3Cのお墨付きを与えると懸念しています。私たちは、セキュリティ研究に対するこの法律の適用を支持しません。ユーザや信頼できる研究者が調査して構築できる場合、ユーザは最高のEMEのセキュリティ保証を信頼できます。

政策

一部のグループは、W3Cが勧告トラックに沿って前進している間に、DRMとEME関連の迂回に関する法的保護を制定することが望ましいと要求しました。セキュリティやプライバシーの脆弱性を明らかにしつつ、研究者を迂回防止規定から守るための条項を採択するという問題を巡って、W3C会員内部と技術コミュニティの外部の両方で幅広い議論が行われました。W3C内部でさまざまな提案がされましたが、残念ながらW3C会員でそのような条項を受け入れるかどうかについてのコンセンサスはありませんでした。したがって、W3Cディレクタは、EMEの作業が憲章で提案されているように継続することを可能にする決定をしました。

法律自体が変更されることを訴えている電子フロンティア財団によって保証されるセキュリティ研究者に対して米国のDMCAへの議会図書館の免責がすでに存在します。議会図書館は、議会がより広範なセキュリティ研究慣習に適用できるようにするために、「セキュリティテスト」の種類についての既存の「永久免責」の拡大を検討することを最近になって勧告しました。

ユネスコへのW3Cの回答において、私たちは、インターネット上の加盟国の法律が常に合理的でバランスの取れた、人権を尊重するものであることを主張するために、政策の影響力を利用するよう促しました。W3Cは、適切な変更のための適切な場所である、政府レベルの研究者のための法律のもとに保護の変更を歓迎しています。

W3Cは、セキュリティとプライバシーの研究者を保護するために、支持者や専門家からの要求を重く受け止めました。W3Cは、セキュリティ開示ベストプラクティスに関するガイドラインについて議論しています(ベストプラクティスに関する詳細については下記を参照ください)。

引用とその前後関係

The Web must be universal

Tim Berners-Lee noted in “EME in HTML5” in February 2017:

The Web has to be universal, to function at all. It has to be capable of holding crazy ideas of the moment, but also the well polished ideas of the century. It must be able to handle any language and culture. It must be able to include information of all types, and media of many genres. Included in that universality is that it must be able to support free stuff and for-pay stuff, as they are all part of this world. This means that it is good for the Web to be able to include movies, and so for that, it is better for HTML5 to have EME than to not have it.

On the future of commercial media

CTA WAVE wrote:

The HTML5 Encrypted Media and Media Source Extensions will enable many small, specialized providers to deliver commercial media over the Web. And unlike broadcast channels, Web delivered content is point-to-point, with no practical limit on the number and variety of this content. This can lead to the large-scale growth of vertical niche commercial video content, transforming the entertainment industry while expanding the nature and utility of the Web well into the twenty-first century. ...

The real alternative to EME is not some utopian world without encrypted media, but a world where commercial media is only available using proprietary apps and only on what the content owner considers to be the most commercially important platforms.

Choosing the Web

Peter Bright in a March 2017 Ars Technica article "DRM in HTML5 is a victory for the open Web, not a defeat" said:

Deprived of the ability to use browser plugins, protected content distributors are not, in general, switching to unprotected media. Instead, they’re switching away from the Web entirely. Want to send DRM-protected video to an iPhone? “There’s an app for that.” Native applications on iOS, Android, Windows Phone, and Windows 8 can all implement DRM, with some platforms, such as Android and Windows 8, even offering various APIs and features to assist this.

In other words, the alternative to using DRM in browser plugins on the Web is not "abandoning DRM;" it’s "abandoning the Web."

EME as a stepping stone for a more DRM-free world

Bright later argued that the EME platform gives an opening for content providers to test unprotected content, which they would have not necessarily done under a non-Web plugin or app format:

This kind of Netflix Web app would give Netflix a suitable testing ground for experimenting with unprotected content. This unprotected content would have greater reach and would be accessible to a set of users not normally able to use the protected content. It would provide a testing ground for a company like Netflix to prove that DRM is unnecessary and that by removing DRM, content owners would have greater market access and hence greater potential income. Granted, it might also come with the risk of prolific piracy and unauthorized redistribution, so it might serve only to justify the continued use of DRM.

With plugins and apps, there's no meaningful transition to a DRM-free world. There's no good way for distributors to test the waters and see if unprotected distribution is viable. With EME, there is. EME will keep content out of apps and on the Web, and it creates a stepping stone to a DRM-free world. That's not hurting the open Web—it's working to ensure its continued usefulness and relevance.

現在の活動

研究者の保護

W3Cは、会員によって、受け入れ可能なベストプラクティス一式を開発するよう求められています。W3Cは、議論を行う場であり、ブラウザメーカと連動する研究者や提唱者、ディストリビュータといった利害関係者の議論の場を提供する立場です。

W3Cは、セキュリティ研究者と企業が連携して脆弱性を特定し、ユーザーを保護するのを支援するセキュリティ開示ベストプラクティスを検討しています。W3Cは、DRM実装に携わる組織がユーザの適切なセキュリティとプライバシーの保護を保証することを奨めます。そしてセキュリティ研究者を保護するためのセキュリティガイドライン(または一部のバリエーション)に提案されたベストプラクティスを採用することを検討します。他の人々は、技術標準化団体であるW3Cの範囲外の領域となる、公共政策フォーラムで保護を支持するかもしれません。

ウェブの未来に向けた継続的な取り組み

W3CはHTML5や映像だけではありません。私たちは、勧告を目指す200以上のアクティブな仕様に取り組んでいます(下記のW3Cについてを参照ください)。

W3Cについて

国際標準化団体であるワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)は、ウェブの技術標準とガイドラインを作成しています。W3Cは1994年、ウェブの発明者であり、W3CのディレクタであるTim Berners-Leeによって創設されました。Jeff JaffeはW3CのCEOです。2人はW3Cの使命を「ウェブの可能性を導く」よう協力しています。W3Cの"One Web"ビジョンは、400を超える会員組織と多数の業界セクターを代表する何千人もの専門技術者を呼び集めています。

Tim Berners-Leeはウェブを生み出し、無料で世界に公開しました。その時以来、Tim Berners-Leeはウェブを保護するために働いています―ウェブをオープン、ロイヤリティフリーそしてパテントフリーに保つために戦っています。Tim Berners-Leeは世界中の人々、そして本当に「誰のために」でもウェブを利用できるようにすることを提唱しています。

20年以上にわたって、W3Cは新しい標準を開発し、世界中の誰にでもウェブがオープン、アクセシブルで相互運用であることが保障されています。その結果、ウェブはあらゆるデバイス、さまざまな言語、さまざまな能力を持つ人々に対して機能し、多様な業界のニーズを満たします。

W3Cプロセスについて

W3C勧告は、幅広い合意形成後に、W3C会員およびW3Cディレクタの承認を得た仕様もしくは、ガイドラインまたは要件一式です。W3C特許方針に基づき付与されるW3CロイヤリティフリーIPRライセンスは、W3C勧告に適用されます。

ウェブを成功させる革新性と相互運用性の基本的な原動力の継続を保証するように設計されているW3C特許方針は、W3C勧告の作成を容易にし、W3C勧告の広範な実装を促進し、実装に不可欠な勧告の起草者が保有する特許にロイヤリティフリーでのアクセスを可能にします。

W3Cプロセス文書から抜粋した下記の文章で、W3Cが管理するガイドラインについて説明しています)

コンセンサス

コンセンサスは、W3Cの中核的価値観です。コンセンサスを促進するために、W3Cプロセスでは、グループがすべての正当な意見と反対意見を検討し、これらを解決するよう努めることを議長に義務付けています。その意見が、グループのアクティブな参加者によるものであろうと、それ以外(例えば、別のW3Cグループ、別組織のグループ、または一般の人々)によるものであろうともです。注:W3Cディレクター、CEO、およびCOOは、諮問委員会のコンセンサスを評価する役割を担っています。

異議の管理

W3Cプロセスは次のように述べています。場合によっては、すべての意見を慎重に検討した後でも、グループはコンセンサスを得ることができないかもしれません。議長は、グループが進展するために異議がある場合(すなわち、少なくとも1つの異議申し立てがある場合)、決定事項を記録することができます。

反対者は、決定事項を受け入れることがどうしてもできないと言って、グループの作業を止めることはできません。議長は、グループが可能なかつ合理的な範囲で反対者の正当な懸念を十分に考慮したと考える場合、そのグループは前進することが望ましいです。

異議申し立て

個人は決定事項への異議申し立ての手続きをすることができます。グループの決定事項に対する異議申し立ては、W3Cディレクターが関連する決定を評価する一環として検討することをレビュアーが要求するものです。異議申し立ての手続きをする個人は、技術的な議論を引用し、その異議申し立てを除去する変更を提案することが望ましいです。この提案は不明瞭または不完全でも差し支えありません。実質的な議論や理論的根拠を提供しない異議申し立ては、ディレクタから真剣に考慮される見込みはありません。各異議申し立ての記録は、公開で利用可能とします。

Media Contact

Send media inquiries to w3t-pr@w3.org.

W3C Communications.

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Publishing Summit初開催と新たなPublishing標準化活動 Mon, 19 Jun 2017 16:12:00 +0000 https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/publishing/ https://www.w3.org/ja/press-releases/2017/publishing/

https://www.w3.org/ 2017年6月19日 – 本日W3C (World Wide Web Consortium)は、今年、米・サンフランシスコで開催されるW3C TPAC (Technical Plenary Advisory Committee Meeting)会期中の11月9、10日に、W3Cとして初開催となるW3C Publishing Summit (以下、本サミット) の参加登録を開始しました。その開催と同時に、Publishing Working Group (以下WG)のCall for Participationを公開しています。

 

logo for Publishing at W3C

 

本サミットのスピーカーと各セッションのトピックは既に整えられており、プログラムコミッティは登壇者に7月15日までにセッションの提案書を呼びかけています。この本サミットでは、出版に関わる全ての組織がEPUBを含めWebとどのようにして協働してゆくか、より効率的なワークフローの確立やWebパブリケーション、EPUB、オープンウェブプラットフォーム上での開発を、いかに行なってゆくかを議論します。

W3Cは昨2月にIDPFと融合し、この度、新たにPublishing WGを発足しました。ここでは、オープンウェブプラットフォーム上でパブリッシングにおけるアクセシビリティ、運用性、ポータビリティ、配布形式、アーカイブ、オフラインでのアクセス、信頼性の置けるクロスリファレンスなど、伝統的な出版形態とのコンビネーションを図ります。

W3C PublishingチャンピオンのBill McCoyはこのように述べます。「Publishing@W3Cのロードマップは着実に前進しています。旧IDPFはデジタルパブリッシングの会議を開催してきましたが、W3Cで初開催となる本サミットは、Webテクノロジーが今現在、そしてこれからのパブリッシングにどのように影響を与えるかという、出版がデジタル空間へ遷移する過程を議論するグローバルなパブリッシングコミュニティに欠くことのできないフォーラムの位置付けになります。新たなWGでは、EPUBとWebテクノロジーの統合によりIDPFとW3Cがこの活動を加速させ、Webの可能性を最大限に引き出してゆきます。」

本サミットは米・サンフランシスコのハイアットリージェンシーサンフランシスコエアポートホテルで開催され、どなたでも入場が可能です。詳細は登録ページをご覧下さい。

W3C Publishing WGは、W3Cと協働することに合意した旧IDPF会員とW3C会員組織により組成されています。Publishing@W3C活動にご興味のある方は、Bill McCoy <bmccoy@w3.org>までご連絡下さい。

W3C (ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)について

W3Cは、地球上あらゆる場所で誰もがオープンにアクセシブルに、そして相互運用ができるウェブの技術標準とガイドラインを策定するため、ウェブの可能性を最大限に引き出すことを使命に掲げており、HTML5やCSSなど、全てのウェブサイトを構築する基盤技術を標準化しています。 キャプションと字幕付きオンラインビデオをよりアクセシブルにするW3Cの技術は、2016年のテクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞しました。

400を超える会員と各産業の数千もの技術者が、W3Cのビジョンである「One Web」を創り上げています。W3Cは、米国MIT Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory(MIT CSAIL:マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所)、フランスEuropean Research Consortium for Informatics and Mathematics(ERCIM: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム)、日本の慶應義塾大学、及び中国の北京航空航天大学 (Beihang University)により共同運営されており、各国にW3Cオフィスを設置しています。詳細についてはこちらをご覧ください。

End Media Advisory

Media Contact

Karen Myers, W3C <w3t-pr@w3.org>
Mobile: 1.978.502.6218

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